明治安田生命J1リーグ・サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が日本人選手の特徴に言及。ヴィッセル神戸所属FW大迫勇也、SCフライブルク所属MF堂安律、アイントラハト・フランクフルト退団のMF鎌田大地などを例に挙げた上で、プレースタイルやメンタリティーの印象を明かした。
ドイツ人のスキッベは、かつてボルシア・ドルトムントやバイエルン・レバークーゼンなどブンデスリーガ複数クラブを指揮。昨年から広島を率いると、来日1年目でYBCルヴァンカップのタイトルを獲得したほか、J1リーグ優秀監督賞を受賞。今季もリーグ戦で上位争いを繰り広げるなど、日本国内での評価をさらに高めている。
そんなスキッベ監督は今月はじめ、ドイツメディア『RND』のインタビューに対応。昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会で日本代表がドイツ代表を下したことに話題が及ぶと、「日本サッカーの良さは、守備組織が優れていることだけではない」
「神戸所属の武藤嘉紀や大迫勇也、堂安、フランクフルトでプレーしていた鎌田がそうだけど、彼らは戦術的に賢く、プレースピード非常に速い。それに屈強だ。日本ではこのような選手が次々と出てくる」と、日本人選手の長所を語っている。
またドイツと日本の比較を求められると、「日本人選手は批判を受け入れて、成長し続ける。ドイツでは必ずしもそうではない」とメンタリティーの違いに言及。『RND』は同監督のコメントをうけて「彼はドイツが日本サッカーから何かを学ぶべきだと考えている」と綴っている。
なおスキッベ監督は自身の今後について「自分で選択できるならば、広島に長くいるだろう。街に緑が多くて快適だし、人々はとてもフレンドリーだ。サッカー専用スタジアムの建設も進んでいるしね」とコメントを残している。
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