FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)出場のFWルイス・スアレスは、今月24日に国立競技場(東京)で開催されるキリンチャレンジカップ・日本代表戦のメンバーから落選。ウルグアイ代表の監督人事が混迷を極める中、代表引退の可能性に言及している。
カタールW杯でグループリーグ敗退という結果に終わったウルグアイ代表は、今月下旬に日本代表や韓国代表と対戦することが決定。ウルグアイサッカー協会(AUF)は今月2日、日本戦と韓国戦にむけての予備登録メンバーを発表したほか、U20ウルグアイ代表率いるマルセロ・ブロリ氏が暫定的に指揮を執ることも明らかにしている。
またカタールW杯で指揮を執っていたディエゴ・アロンソ監督は、昨年12月をもってAUFとの契約が満了。米メディア『ESPN』は今月1日に「AUFはアロンソの続投、もしくは新監督の招へいで決断するのに時間を要している」と、監督人事が白紙であることを伝えている。
そんな中、スアレスはウルグアイ国内のテレビ番組『Telenoche』に出演。「カタールW杯でグループリーグ敗退に終わったのは痛かったね。だけど個人としては最後の試合(ガーナ戦)で活躍して良い形で終えられたわけだし、人々が僕に抱く最後のイメージになるよ」と、ワールドカップでのパフォーマンスを振り返っている。
そして話題がウルグアイ代表落選に及ぶと、「代表チームでプレーしたいという気持ちはつねにある。だけど年齢や様々な事情もあるし、代表監督が不在だ。監督が僕をどう扱いたいのか分かるまでは、(代表監続行・引退の)決心が本当につかないんだ」と告白。「(正式な監督がいない中で)招集されなくて良かった」と語っている。
スアレスは2007年2月のデビュー以降、ウルグアイ代表の一員として100試合以上でプレー。2010年の南アフリカW杯からカタールW杯まで4大会つづけて大舞台のピッチに立っていた。AUFの監督人選次第では、代表チームから身をひく可能性も考えられる。
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