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吉田麻也のレギュラー陥落に拍車!鎌田大地・長谷部誠との日本人対決欠場か

吉田麻也 写真:Getty Images

 シャルケ所属のカタールW杯日本代表DF吉田麻也(34)は、今シーズン後半戦でレギュラーはく奪の可能性が伝えられている。その吉田麻也は、14日の練習試合で先発出場もハーフタイムで途中交代。今月21日に控えるアイントラハト・フランクフルト所属MF鎌田大地(26)やMF長谷部誠(38)との日本人対決が実現する可能性が低いようだ。

 吉田麻也は今年7月、日本代表DF板倉滉(25)の後釜としてシャルケに加入。副キャプテンを任せられる中、今季開幕からここまでブンデスリーガ全試合で先発出場していた。しかしシャルケはリーグ戦15試合を終えて最下位に低迷。チーム全体の失点数が「32」とリーグ2番目に多いこともあり、同選手に対する批判が強まっている。

 また昨年10月からシャルケを率いるトーマス・レイス監督は昨年12月、ドイツメディア『シュポルト1』のインタビューで「吉田麻也を含めて、全員がもう一度自分自身を証明しなければならない。ポジション争いはオープンだ」と、同選手のレギュラー白紙を明言していた。

 そんな中、シャルケは14日にベルダー・ブレーメンとの練習試合を実施。吉田麻也は前半途中に膝の治療のため一度ピッチを離れたものの、すぐにプレーを再開。それでもハーフタイムでの途中交代となっている。

 シャルケの専門サイト『シャルケ・トータル』は、シャルケが0-1と敗れたこともあり「ただでさえ強くない自信を失わせるような残念な結果」と酷評。その上で吉田麻也の状態について「単なる打撲かもしれないが、15日にも負傷箇所の検査を受ける」

 「もし打撲であれば21日のフランクフルト戦でプレーのチャンスはあるが、与えられたタスクを遂行できるか定かではない」とし、フランクフルト戦での出場が厳しいとの見方を示した。

 監督交代によって厳しい立場に置かれている吉田麻也。フランクフルト戦に万全の状態で臨むことができないことが確実とみられる中、他の選手のパフォーマンス次第ではベンチ要員に降格する可能性も十分に考えられる。

 なお昨年末にシャルケとプロ契約を結んだMF上月壮一郎(21)は、ブレーメン戦で先発出場。65分までプレーして無得点に終わった。ただレイス監督は今月11日の会見で、上月壮一郎をフランクフルト戦で先発起用する可能性を示唆している。