明治安田生命J1リーグ・浦和レッズはデンマーク人FWキャスパー・ユンカー(28)や元デンマーク代表DFアレクサンダー・ショルツ(30)など、欧州出身の選手を複数名獲得してきた。その浦和レッズは今年10月、当時アヤックスに所属していたオランダ代表DFデイリー・ブリント(32)の獲得に失敗したようだ。27日、オランダメディア『Voetbal International』が伝えている。
ブリントは2008年にアヤックスでプロデビューすると、2014年8月にマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍。マンチェスター・ユナイテッドで4シーズンにわたりプレーした後、2018年7月にアヤックスへ復帰し、主力選手として活躍していた。
また2013年にオランダ代表デビューを飾ると、2014年のFIFAワールドカップ・ブラジル大会で全7試合に先発出場。その後もコンスタントに代表招集されると、カタールW杯でも準々決勝・アメリカ戦までの全5試合にスタメン出場していた。
同選手はアヤックスとの契約を来年6月まで残す中、今月27日になって契約解除で合意。移籍を望む選手サイドの意向をアヤックス側がくみ取った格好とみられており、移籍先候補にはカタールW杯日本代表MF久保建英(21)所属のレアル・ソシエダや、東京五輪日本代表MF三好康児(25)擁するアントワープが挙がっているという。
そんな中『Voetbal International』は「今年10月、ブリントは浦和レッズへの移籍に迫っていた」と報道。浦和レッズが同選手獲得でアヤックスと合意に達していた可能性を指摘した上で「ブリントの浦和レッズ移籍は土壇場で破談になった。すべての関係者が失望した」と綴っている。また浦和レッズは今月27日の時点で、来年1月にブリントの獲得に向かう可能性は低いとみられている。
なお浦和レッズの外国籍選手では、ユンカー退団が濃厚と報じられているほか、オランダ人FWアレックス・シャルク(30)にも母国復帰の可能性が浮上。今月中旬にはノルウェー1部FKボデ/グリムト所属にノルウェー人DFマリウス・ホイブロテン(27)の獲得オファーを提示したと報じられている。
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