森保一監督は8日、FW町野修斗(湘南ベルマーレ)をFIFAワールドカップ・カタール大会の日本代表に追加招集。負傷離脱のDF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)にかわってストライカーを選考しているが、FW古橋亨梧(セルティック)を招集しなかったことに、海外でも異論が沸き起こっている。
カタールW杯日本代表の前線では、FW前田大然(セルティック)やFW上田綺世(サークル・ブルッヘ)、FW浅野拓磨(VfLボーフム)の3選手がメンバー入り。ロシアW杯出場組のFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)や古橋亨梧が落選し、サッカーファンの間で熱い議論が交わされている。
そんな中、中山雄太が今月2日のイングランド2部リーグ戦でアキレス腱を損傷。手術が必要なことから今季残り全試合を欠場する見通しとクラブが公式発表すると、代役候補にMF旗手怜央(セルティック)やDF佐々木翔(サンフレッチェ広島)の名前が挙がっていた。
しかし森保一監督は意外にもストライカーの選手層を強化。E-1選手権や9月ドイツ開催のキリンチャレンジカップ2022でプレーしていた町野修斗を招集したが、9月23日のアメリカ戦におけるパフォーマンスを踏まえた上で森保一監督の選考に疑問を抱くファンがツイッター上で多く見られている。
するとセルティックの専門サイト『ザ・セルティックスター』は、「古橋亨梧がまたもや選外に。日本代表が別のストライカーを招集」と見出しをうち「彼がワールドカップの日本代表メンバーから落選した時、招集外があった場合の代替選手リストのトップになると考えられていた。森保一監督は中山雄太の代わりにもう一人ストライカーを加えることを決めたが、意外にも古橋亨梧ではない」と言及。
「町野修斗はJ1リーグで13ゴールとはいえ、今年日本代表デビューを果たしたばかりで実績がない。対して古橋亨梧はまだシーズン前半戦にもかかわらず、すでに10ゴールをあげている」と両者を比較している。
またセルティックサポーターからは「屈辱的なことに、町野修斗が古橋亨梧の代わりにカタールW杯日本代表に招集された。それに当初発表された26人のメンバーには負傷中の選手も含まれている。奇妙だ!」という声がツイッター上であがるなど、現地でも古橋亨梧が追加招集されなかったことが疑問視されている。
ただ古橋亨梧が追加招集リストに含まれていた可能性、そして選手本人が追加招集を拒否した可能性については現時点で報じられていない。森保一監督のメンバー選考を巡って、またひとつ新たな議論がうまれている。
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