かつて横浜FCでプレーしていたスパルタ・ロッテルダム所属のU21日本代表FW斉藤光毅(20)は今月3日、スパルタ・ロッテルダムでデビューを飾るとともにアシストをマークしている。そんな斉藤光毅の現状や今後の起用法について、スパルタ・ロッテルダムのモーリス・ステイン監督が語った。9日、オランダ紙『アルヘメン・ダフブラット』が伝えている。
斉藤光毅は今年6月末、ベルギー2部ロンメルSKからスパルタ・ロッテルダムへ1年レンタルにより加入。今季開幕前の負傷により出遅れ、先月下旬にはリーグ戦2試合でメンバー外となっていた。
しかし今月3日のエールディビジ(オランダ1部)第5節・フォレンダム戦で66分から出場すると、68分に左サイドにおけるDFミカ・ピント(29)とのパス交換から追加点演出に関与。72分には自らのクロスからFWトビアス・ローリッセン(25)のゴールをアシストする。
さらに85分には左サイドからドリブルでペナルティエリアに侵入。相手選手に当たったボールを味方選手が拾うと、ダイレクトでシュートを放ってダメ押しゴールを奪った。
スパルタ・ロッテルダムが11日にフェイエノールトとのダービーマッチを控える中、ステイン監督は 鮮烈デビューを果たした斉藤光毅について「彼がとても上手にプレーすることは、すでに分かっていた。彼は後から入ってきた選手で、2度も大きなケガと戦わなければならなかった。だからまだあまりプレーしていない。練習試合の回数が少ないので、完全に試合に出られるようにするのはかなり難しい」
「その中でも彼が出場して良かったし、結果を残したことが素晴らしい。我々が彼を獲得した目的をプレーで体現してくれたことが嬉しかった」と称賛。
そしてダービーマッチでの起用法を問われると「彼の先発起用は可能だ。ただその時は、どれだけ早く途中交代させなければならないか考える必要がある」
「もちろん先週とはまったく違う試合だ。ただ、彼は間違いなく(先発起用を)検討すべき選手のひとりである」と、移籍後初先発の可能性があることを明かした。
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