ブラジル2部ヴァスコ・ダ・ガマは今月6日、鹿島アントラーズ元監督であるジョルジーニョ氏の招へいを公式発表。鹿島アントラーズでフィジカルコーチを務めていたジョエルトン氏もヴァスコ・ダ・ガマのコーチングスタッフに就任した。
ジョルジーニョ氏はブンデスリーガ(ドイツ1部)のバイエル・レバークーゼンやバイエルン・ミュンヘンに在籍した後、1995年から4シーズンにわたり鹿島アントラーズでプレー。1996のJリーグや1997年のナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)など複数のタイトル獲得に大きく貢献していた。
そして2012年には監督として鹿島アントラーズに復帰。J1リーグでは11位という成績に終わったものの、ナビスコカップとスルガ銀行チャンピオンシップで優勝。ジョエルトン氏らとともにタイトルをつかんでいたが、わずか1年で鹿島アントラーズを退団していた。
そんなジョルジーニョ氏は鹿島アントラーズ退団後、ブラジル国内で複数クラブを指揮。昨年末にクイアバEC指揮官を解任されると、5カ月以上の無所属期間をへて今年5月からブラジル1部アトレティコ・ゴイアニエンセを率いていた。
また同氏については今年2月、Jリーグ復帰を望んでいることを理由にECジュベントゥージからのオファーを断ったと、ブラジルのラジオ局『Radio Caxias』が報道。
今年7月には金銭面でアトレチコ・ゴイアニエンセよりも好条件のオファーがJリーグクラブから届いたものの、アトレチコ・ゴイアニエンセ残留を決断したとブラジルメディア『sagres』が伝えていた。
その後、ジョルジーニョ氏は先月末に成績不振によりアトレチコ・ゴイアニエンセの監督を解任。今月6日になってヴァスコ・ダ・ガマの監督就任が正式決定している。
なおヴァスコ・ダ・ガマは今年6月にゼ・リカルド監督が清水エスパルスに引き抜かれたことをうけて、マウリシオ・ソウザ氏を招へい。しかし7月下旬になってソウザ監督の解任に踏み切ると、後任候補に現V・ファーレン長崎指揮官のファビオ・カリーレ氏などの名前が挙がっていた。
コメントランキング