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長友佑都、W杯出場決定時の心境吐露「絶体絶命の状況から…」批判受けるも感謝

長友佑都 写真:Getty Images

 サッカー日本代表は24日、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選でオーストラリア代表を2-0で下してW杯本大会出場を決めた。その中、DF長友佑都(35)がツイッターを更新。W杯出場決定直後の心境を綴った。

 日本代表は前半からオープンな試合展開となる中、何度もチャンスを作るが得点を奪えず、ロングフィードによるオーストラリア代表のカウンターに遭う。25分には相手コーナーキックの場面でGK権田修一とDFトレント・セインズベリーがコンタクト。ボールはファーサイドにいたDF山根視来の頭に当たってゴールマウスに吸い込まれたが、主審はセインズベリーにファウルがあったと判定。日本ボールで試合は再開された。

 0-0で折り返した後半は一時相手に押し込まれる展開となったが後半途中から盛り返す。すると89分、途中出場のMF三笘薫が先制ゴールをあげると、後半アディショナルタイムの90+4分にも三笘薫が追加点を奪取。2-0と勝利し、見事W杯本大会出場を決めている。

 長友佑都は試合翌日の25日朝、MF三笘薫(24)がゴールを決めてチームメイトが駆け寄る時の様子やW杯本大会出場を決めて喜びを爆発させる自身の姿をアップ。「3戦2敗の絶体絶命の状況から這い上がることができました。苦しみは深く長かったけどチームは結束し、皆さんの応援が励みになりW杯の切符を掴むことができました」

 「W杯に向けてこれからが本当の勝負です。夢を実現するために、厳しく賢く研鑽を重ねていきます。引き続き応援よろしくお願いします」とツイートすると、日本のサッカーファンから「おめでとう!」、「お疲れ様でした」、「めっちゃ応援するよ!」と数多くの労いや祝福のコメントが届いている。

 長友佑都はこれまで日本代表の左サイドバックでレギュラーを張っていた。しかし、カタールW杯アジア最終予選でのパフォーマンスには批判の声が上がっていたほか、DF中山雄太選手(24)への“スタメン交代論”も噴出。それでも森保一監督はベテランの力を信じつづけ、ここまでアジア最終予選全試合で同選手をスタメン起用。オーストラリアとの大一番でも64分までプレーしていた。