スポーツの定額制動画配信サービス『DAZN』がプレミアリーグ放映権を失ったとの報道に、多くのサッカーファンから反発の声が上がっている。
日本国内ではスポーツ専門チャンネル『J SPORTS』が1997/98シーズンからプレミアリーグの放送を手掛けてきたが、2018/19シーズンを最後に終了。DAZNが2019/20シーズンから2021/22シーズンまでの放映権を取得すると、日本代表DF冨安健洋(23)所属のアーセナルやFW南野拓実(27)を擁するリバプールなどビッグクラブの試合を中心に配信してきた。
しかし、イギリスメディア『Sport Business』は今年1月28日、日本を含むアジア太平洋地域における2022/23シーズンから2024/25シーズンまでのプレミアリーグ放映権について韓国の『エクラ・メディア・グループ』が獲得したと報道。これにつづき、今月7日には日本国内の一部メディアもDAZNが来季以降のプレミアリーグ放映権を更新できなかったと伝えている。
これには、日本国内のサッカーファンから「DAZNプレミア終了かよ…」、「解約かな」、「値上げしてこれかよ」などとDAZNに対する批判の声が殺到。先月22日から月額料金を1925円から3000円(税込み)に値上げしたこともあり、より一層厳しい目を向けられている。
なお、DAZNは2016年8月23日に日本国内でのスポーツ動画配信サービスを開始。2017シーズンからJリーグの試合中継を開始すると、プレミアリーグやラ・リーガなど欧州主要リーグも次々と配信。2018年になると、プロ野球のライブ配信も始めており、以降はテニスやモータースポーツ、ラグビー、アメリカンフットボールなど数多くのスポーツ中継を手がけている。また、昨年9月にはアジアサッカー連盟(AFC)と2028年までの長期契約を締結。W杯予選やAFCアジアカップ、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)など、AFC主催全試合の放映権を獲得している。
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