ウニオン・ベルリンを率いるウルス・フィッシャー監督は、FW遠藤渓太(24)に一定の評価を与えるとともに今後の課題も指摘した。12日、ドイツメディア『Ligainsider』が伝えている。
同選手は横浜F・マリノスで頭角を現すと、2020年7月にウニオン・ベルリンへ買い取りオプション付きの1年レンタルにより加入。海外挑戦1年目の2020/21シーズンはブンデスリーガで16試合に出場したほか、2020年11月に行われたビーレフェルト戦では移籍後初ゴールもマーク。昨年4月にはウニオン・ベルリンの買い取りオプション行使が正式決定しているが、今季はここまでリーグ戦での先発出場なし、途中出場3試合と厳しい立場に置かれている。
そんな遠藤渓太は今月5日開催のブンデスリーガ第21節・アウクスブルク戦でおよそ2カ月ぶりに途中出場。フィッシャー監督は同選手のパフォーマンスについて「ラストパス(の精度)がまだ少し足りないんだ。彼は今その課題に取り組んでいる」と改善すべき点を語っている。
また、指揮官はトレーニングにおける遠藤渓太のパフォーマンスについて「10人制の試合でいつもチャンスを作ってくれる」と評価。その上で「(自分のプレーを)やり続けることが大事だ」とアウクスブルク戦での途中出場で遠藤渓太本人が自信を取り戻すことを期待している。
しかし、13日に控える第22節・ボルシア・ドルトムント戦にむけては「彼は病気で今日のトレーニングに参加できなかった。PCR検査は陰性だったし、明日のトレーニングで(ドルトムント戦での起用が可能かどうか)様子を見てみる」とコメント。場合によってはメンバー外になる可能性を示唆した。
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