明治安田生命J1リーグの柏レイソルに所属するブラジル人FWペドロ・ハウル(25)は、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のゴイアスへレンタル移籍した。その中、同選手とゴイアスの契約内容が明らかになっている。
ペドロ・ハウルは昨年9月21日にリーガMX(メキシコ1部)のフアレスへの期限付き移籍すると、リーグ戦8試合中6試合で先発出場して2ゴール1アシストをマーク。フアレス幹部は今月8日からシーズン後半戦がスタートするのを前に、同選手の慰留に努めていた。しかし、両者が合意に達することはなく今冬退団が確実になったと、メキシコ紙『RECORD』が今月10日に報じていた。
また、ブラジル国内の複数メディアは、ペドロ・ハウルが柏レイソルで2022シーズンの構想に含まれていないほか、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のECジュベントゥージやヴァスコ・ダ・ガマがレンタルによる獲得オファーを提示したと報道。ペドロ・ハウル本人は母国メディアのインタビューでヴァスコ・ダ・ガマへの移籍にこだわっていることをほのめかしていた。
しかし、柏レイソルが高額の移籍金を求めたこともあり、ヴァスコ・ダ・ガマは争奪戦から撤退。かわってゴイアスが柏レイソルとの交渉を進めると、ゴイアスは1月31日にペドロ・ハウルの獲得を公式発表。その中でゴイアスは同選手のレンタル期間が2022年12月までであることも明らかにしている。
なお、ブラジルメディア『グローボ』の報道によると、柏レイソルとペドロ・ハウルの契約期間は2024シーズン終了後までであるとのこと。また、柏レイソルは同選手獲得でボタフォゴFRに移籍金1070万レアル(約2億3000万円)を支払っている。
ネルシーニョ監督との衝突により柏レイソルで構想外になったと言われているペドロ・ハウル。クラブ幹部はケニア代表FWマイケル・オルンガ(27)の後釜として大金をはたいて獲得しただけに、今回のレンタル放出で一部のサポーターから批判を浴びている。
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