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伊藤達哉「代理人に移籍したいと…」独3部デビュー弾でレンタル期間延長も

ハンブルガーSV在籍時の伊藤達哉 写真提供: Gettyimages

 FW伊藤達哉(24)はシント=トロイデンVV(STVV)からドイツ3部のマクデブルクへレンタル移籍しているが、来季以降もドイツにとどまる可能性があるようだ。29日、ドイツメディア『liga3-online』が伝えている。

 同選手は2019年8月、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハンブルガーSVからSTVVへ完全移籍。加入1年目にリーグ戦で7試合の出場に終わると、今季も東京五輪U24日本代表FW林大地(24)やFW原大智(22)とのポジション争いでおくれをとり、ここまでわずか4試合の出場にとどまっていた。

 そんな伊藤達哉はSTVVとの契約を2023年6月まで残していたが、半年レンタルによりマクデブルクへ加入することが今月21日に正式決定。ハンブルガーSV時代の恩師であるクリスティアン・ティッツ監督との再会を果たすと、26日開催のデュイスブルク戦で先制ゴールを決めるなど、新天地で早速結果を残している。

 その中、『liga3-online』の報道によると、伊藤達哉の契約には2023年6月までレンタル期間を延長するオプションが盛り込まれているとのこと。今後もパフォーマンス次第ではマクデブルクがオプションを行使する可能性があるという。

 また、伊藤達哉本人はドイツメディアのインタビューで「監督の望むサッカーは僕のプレースタイルにはまりますね。この2年半、ベルギーではほとんどプレーできなかったですし、代理人にはマクデブルクのようにプレーできるようなクラブへ絶対に移籍したいと伝えましたね」とコメント。自らの志願をきっかけに移籍が実現したことを明かした。

 なお、ティッツ監督はデュイスブルク戦後のメディアインタビューで「我々は、自分たちを助けてくれるような選手を連れてきたと理解している。イトウは前半でそのことを示していた。今は彼が(自分自身のパフォーマンスを)安定させて、さらに成長することを望んでいる」と語るなど、伊藤達哉に期待を寄せている。