明治安田生命J2リーグのヴァンフォーレ甲府を退団したブラジル人FWパウロ・バイヤ(22)は、ブラジル国内クラブへの移籍が今月25日になって正式決定した。
身長184cmをほこる同選手は、2019年にFCカスカヴェウのトップチームに昇格。2020シーズンにカンピオナート・ブラジレイロ・セリエD(ブラジル4部相当)で7ゴールをあげると、昨年2月にヴァンフォーレ甲府へ1年レンタルにより加入。5月1日開催のJ1リーグ第11節・ツエーゲン金沢戦でデビューしていた。
また、6月9日の天皇杯2回戦・福井ユナイテッド戦では来日後初ゴールをマーク。しかし、リーグ戦では6試合の途中出場と出番が少なく、9月4日の第28節・京都サンガ戦を最後にベンチ入りすることはなかった。そして、昨年12月31日になってヴァンフォーレ甲府を期限付き移籍期間満了により退団することが決まっている。
そんなパウロ・バイヤの去就を巡っては、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)やセリエB(ブラジル2部)の複数クラブからレンタルによるオファーが届いていると、年明けに伝えられていた。その中、同選手は今月10日までに1部昇格組のアヴァイFCと仮契約を締結。しばらくの間トレーニングに参加していた。
そしてアヴァイFCは25日、パウロ・バイヤをFCカスカヴェウから今年11月までのレンタル移籍により獲得したことを発表。トレーニングでのパフォーマンスを評価したこともあり、契約に至った格好だ。
なお、アヴァイFCは2021シーズンにブラジル2部で勝ち点64を獲得。コリチーバやセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノ、グアラニなど複数クラブと昇格争いを繰り広げた末に、リーグ4位で1部昇格の切符をつかみとっている。
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