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ユンカーが浦和残留!?2年間の契約延長と母国メディア報道

キャスパー・ユンカー 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの浦和レッズに所属する元デンマークU21代表FWキャスパー・ユンカー(27)は、しばらく浦和レッズでプレーする可能性が高いようだ。27日、デンマークメディア『fyens』が伝えている。

 ユンカーは今年4月にエリテセリエン(ノルウェー1部)のFKボデ/グリムトから浦和レッズへ完全移籍。5月5日開催のYBCルヴァンカップ・グループステージ第5節・柏レイソルでデビューすると、いきなりゴールをマーク。チームの得点源として周囲から信頼を寄せられる中、シーズン終盤にコンディション不良に悩まされたものの、リーグ戦15試合の先発出場で9ゴールと結果を残していた。

 また、今月19日に行われた天皇杯決勝・大分トリニータ戦ではスタメンに抜てきされると、後半途中までプレー。ゴールこそあげられなかったものの、浦和レッズの天皇杯優勝に大きく貢献。同選手は天皇杯決勝戦を終えて、およそ9カ月ぶりにデンマークへ帰国している。

 そんなユンカーの去就を巡っては、今夏の移籍ウィンドウでヴィッセル神戸が浦和レッズに対して移籍金3750万デンマーククローネ(約6億6000万円)によるオファーを提示していたものの、浦和レッズが却下したとデンマークメディアが報道。本人はデンマークメディアの取材に対して、浦和レッズとの契約延長を望んでいることを明かしていた。

 それでも、先月末に日本代表FW古橋亨梧(26)を擁するセルティックや、EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)の複数クラブが移籍先候補にあがると、今月21日にはリーグアンのナントが関心を寄せていると、デンマークメディア『Bold』が伝えていた。

 しかし、『fyens』の報道によると、ユンかーの浦和レッズ残留は既定路線となっている模様。両者はすでに2年間の契約延長で合意に達しているとのことだ。また、同選手は来年1月6日に日本へむけて出発することもあわせて伝えている。

 これまで日本国内外問わず数多くのクラブから注目を浴びていたユンカー。先月に母国メディアのインタビューに応じた際には「オファーが届くたびに移籍するというサイクルには耐えられない」と語っていただけに、同選手の願いが叶ったようだ。