VfBシュツットガルトに所属する日本代表MF遠藤航(28)は、東京五輪やFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選を含めて、数多くの公式戦に出場している。その中、ペルグリノ・マタラッツォ監督は遠藤航のストイックぶりに感心しているようだ。17日、ドイツメディア『ZVW』が伝えている。
同選手は昨季ブンデスリーガで33試合に先発出場するなど、中盤に欠かせない存在としてチームを支えており、今季もここまでリーグ戦全16試合でスタメンに抜てきされている。一方で、今夏にはU24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技の全6試合で先発出場しているほか、9月以降もカタールW杯アジア最終予選でここまで全6試合でフル出場しており、『ビルト』をはじめ複数のドイツメディアが再三にわたり疲労蓄積の可能性を指摘している。
VfBシュツットガルトは今月19日のブンデスリーガ第17節・ケルン戦を終えると、およそ2週間の中断期間に入る。その中、マタラッツォ監督はとある日に交わした遠藤航とのやり取りを告白。「オフィスで日本茶を飲みながら、ウィンターブレイク明けのトレーニングに他のチームメイトよりも2日遅れで参加することをワタルには提案した。だが、彼はこれを拒否した。彼の性格を物語っているよ」と語っている。
また、指揮官は今年ここまで遠藤航が数多くの試合でピッチに立っていることについて「彼がここ数ヶ月で達成したことは、信じられない。彼のメンタリティーと姿勢には感心している」と賛辞の言葉を送っている。
VfBシュツットガルトに欠かせない存在として絶大な信頼を寄せられる中、遠藤航は指揮官に対してキャプテンとしての姿勢を改めて示した格好だ。
コメントランキング