アーセナルは今夏加入の日本代表DF冨安健洋(23)が右サイドバックで安定感抜群のパフォーマンスを発揮していることもあり、順調に勝ち点を積み重ねている。その中、アメリカメディア『ESPN』が15日、アーセナルがアヤックスに所属するモロッコ代表DFノゼア・マズラウィ(24)の来夏獲得を狙っていると報じた。
右サイドバックを主戦場とするマズラウィは、2018年3月にアヤックスのトップチームへ昇格すると、2018/19シーズンに公式戦48試合でピッチに立つなどブレイク。昨季は負傷離脱もあり出番が減ったものの、今季はここまで先月30日開催のエールディビジ第11節・ヘラクレス戦をのぞいた全試合で先発出場。右サイドバックでレギュラーを張っている。
一方、アーセナルは冨安健洋の活躍が目立つ中、右サイドバックを本職とするポルトガル代表DFセドリック・ソアレス(30)やDFカラム・チェンバース(26)、DFエインズリー・メイトランド=ナイルズ(24)の放出に踏み切る可能性があるほか、冨安健洋の競争相手の獲得に向かうと噂されている。
その中、アーセナルはRBライプツィヒに所属するアメリカ代表MFタイラー・アダムス(22)の他に、マズラウィも獲得候補に含めている模様。『ESPN』はマズラウィが「トミヤスよりも攻撃的なオプションになり得る」と評価している。
また、アヤックスとマズラウィの契約期間が来年6月である中、クラブ首脳陣は選手サイドを納得させるだけにオファーを用意できていないことから、契約満了により退団する可能性があるとのこと。ただ、マズラウィにはアーセナルの他にもリーズ・ユナイテッドが関心を寄せているとのことだ。
ミケル・アルテタ監督としては、冨安健洋のパフォーマンスに大いに満足しているものの、同選手とポジション争いを演じることができる新戦力の獲得を望んでいるかもしれない。
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