セルティックに所属するFW古橋亨梧(26)は今月の代表ウィーク期間中、日本代表の一員としてFIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選2試合に臨んでいた。そんな古橋亨梧の起用法を巡って、日本のサッカーファンや識者の間で様々な意見が飛び交う中、セルティックのアンジェ・ポステコグルー監督も言及した。15日、英紙『デイリー・レコード』など複数メディアが伝えている。
古橋亨梧は今月開催のカタールW杯アジア最終予選・サウジアラビア戦とオーストラリア戦でいずれも後半途中から出場。オーストラリア戦ではアジア最終予選で初めて中央のポジションで起用されていた。しかし、日本代表がカタールW杯出場へ厳しい状況に立たされる中、森保一監督が同選手を先発メンバーに抜てきしなかったことに対して疑問の声が上がっていたほか、3度にわたりFIFAワールドカップに出場した実績を持つ元日本代表MF本田圭佑(35)も同選手のベンチスタートに驚いたことを明かしていた。
一方、セルティックのサポーターからは代表戦での負傷のリスクを恐れるコメントがSNSで寄せられていたが、同選手は15日の全体トレーニングに参加。16日開催予定のスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第9節・マザーウェル戦で先発出場するという見方が広まっている。
その中、ポステコグルー監督はマザーウェル戦の前日記者会見において、アジア最終予選に出場していた古橋亨梧とオーストラリア代表MFトム・ロギッチ(28)について言及。「何度もオーストラリア代表の勝利を祈りながら日本戦を見ていたね。オーストラリアは負けたけど、2人とも怪我をせずに戻って来てくれて良かった」と両選手が負傷しなかったことに安堵したことを明かしている。
そして「まだオーストラリア代表のファンだし、代表戦は見ている。(アジア最終予選で)順調に結果を残してワールドカップ出場を決めることを望んでいるよ。ただ、私自身は(セルティックの)監督でもあるし、他に気にすることもある。キョウゴが先発メンバーでなかったことには間違いなく喜んでいた。それにトミー(ロギッチの愛称)も問題なくランニングをこなしていた」と語った。
すでにポステコグルー監督や現地のサポーターから確かな信頼をつかんでいる古橋亨梧だが、代表ウィーク明け初戦でも好パフォーマンスを発揮することが期待される。
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