元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(32)は、明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレで好パフォーマンスに発揮し、タイトル獲得に大きく貢献している。その中、イギリスメディア『90min』は23日、ヨーロッパで成功しなかったブラジル人7名を紹介した。
ダミアンは2009年にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のSCインテルナシオナルに入団。ブラジル国内で頭角を現し、2012年にはU23ブラジル代表の一員としてロンドン五輪男子サッカー競技で銀メダルを獲得するとともに、得点王に輝いていた。
『90min』はダミアンについて「代表チームでの活躍により、同選手は最も優れたストライカーのひとりとして評価を高めた。しかし、サントス、クルゼイロ、レアル・ベティス、CRフラメンゴでの在籍期間は、いずれも周囲の期待に応えることができなかった。今はアジアの舞台でプレーしている」と評価。同選手は2016年冬にサントスからレアル・ベティスへレンタル移籍により加入しているが、ラ・リーガの舞台でわずか3試合の出場にとどまるなど、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。
また、『90min』はかつてインテルに在籍していた元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザ(25)もヨーロッパで成功しなかったブラジル人としてピックアップ。バルボーザは2016年にリオデジャネイロ五輪に出場し、U23ブラジル代表に金メダルをもたらしていた。しかし、インテル加入後は出場機会を得られず、ベンフィカへのレンタル移籍をへて、2018年1月にブラジル1部のサントスへ復帰している。
その他にはセビージャで日本代表MF清武弘嗣(31)とチームメイトだった元ブラジル代表MFガンソ(31)や、2009年夏のバルセロナへ加入していたFWケイリゾン(32)などの名前があげられている。
なお、ダミアンは2017年にサントスからのレンタル移籍によりSCインテルナシオナルへ復帰したことをきっかけに復調。2019年から川崎フロンターレの一員になると、昨季はJ1リーグ全34試合に出場。リーグタイトル獲得や天皇杯優勝に大きく貢献している。
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