ラ・リーガ レアル・マドリード

レアルFWベイルにMLS行きの可能性。ユーロ敗退後に現役引退の噂も…

ガレス・ベイル 写真提供: Gettyimages

 レアル・マドリードからトッテナム・ホットスパーへレンタル移籍により復帰していたウェールズ代表FWガレス・ベイルは今夏の去就が不透明となる中、メジャーリーグサッカー(MLS)に新天地を求めるかもしれない。29日、イギリスメディア『デイリーミラー』が報じている。

 現在31歳のベイルは、2013年夏に8500万ポンド(約120億円)という巨額の移籍金でトッテナムからレアル・マドリードに加入。しかし、度重なる負傷離脱で本来のパフォーマンスが影を潜めると、周囲から同選手に対する不満の声があがっていた。

 またジネディーヌ・ジダン前監督からも評価されることなく、昨夏1年レンタルによりトッテナムに復帰。今季も負傷離脱により開幕から出遅れると今年1月まではジョゼ・モウリーニョ前監督のもとリーグ戦でベンチを温める機会が多かった。しかし、今年2月以降はコンスタントに出場機会を得たこともあり、公式戦34試合に出場して16ゴール3アシストをマークするなど復調気配を見せている。

 ベイルはレアル・マドリードとの契約を来年6月まで残しているが、同選手の去就を巡っては、来季限りでの現役引退やイングランド代表FWハリー・ケインの退団に伴うトッテナム残留など、様々な噂が駆け巡っている。

 その中、同選手にMLSのロサンゼルス・ギャラクシーが関心を寄せている模様。現時点で具体的な動きは報じられていないが、過去にデビッド・ベッカムやスティーブン・ジェラード、ズラタン・イブラヒモビッチを獲得してきたこともあり、ベイルも3選手のようにMLS行きを決断する可能性があるようだ。

 なお、ベイルはEURO2020にウェールズ代表の一員として臨んでいたが、26日の決勝トーナメント1回戦でデンマーク代表相手に敗戦。試合後のメディアインタビューでは、現役引退の可能性を質問された際に退席したことが大きな話題を呼んでいた。