Jリーグ 清水エスパルス

清水DFマテウスが電撃退団!コロナ禍で家庭の事情により帰国へ…

清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスに所属するブラジル人DFウィリアム・マテウスは、コロナ禍における家庭の事情により、クラブ側と双方合意のもと契約解除を行ったようだ。25日、ブラジルメディア『UOL』が報じている。

 マテウスはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)で戦ったコリチーバから今年1月に清水エスパルスへ完全移籍により加入。Jリーグが定めた新型コロナウイルス感染拡大防止の追加的防疫措置として14日間の待機期間を終え、先月20日にチームのトレーニングに合流すると、先月28日のYBCルヴァンカップ・グループステージ第4節・サンフレッチェ広島戦で後半途中からピッチに立ち、Jリーグ公式戦でのデビューを果たす。そして今月5日のグループステージ第5節・ベガルタ仙台戦では先発出場していたが、以降の公式戦では出番がなかった。

 その中、『UOL』は同選手が清水エスパルスと有効的に現行契約の解消で合意に至り、フリーの身になったと報道。背景として、日本政府が新型コロナウイルス感染拡大対策を強化している関係で、家族が日本に入国できない状態が数カ月にわたって続いており、現在でも入国の見通しが立っていないことをあげている。

 今季Jリーグクラブに新天地を求めた外国籍選手は、入国後の待機期間をはじめ新型コロナウイルス感染拡大により様々な制約がある中でプレーしているのが現状だ。マテウスのように、異国の地でひとりで日々を過ごすことに苦痛を感じている選手は多いはずだ。