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浦和ACL決勝ファーストレグ、アウェーで貴重なドロー。10年ぶりの優勝に大きく近づく

 AFCチャンピオンズリーグ決勝ファーストレグが日本時間19日にサウジアラビア首都のリヤドで行われ、アル・ヒラルと浦和レッズが激突した。

 6万7000人収容のキング・ファハドスタジアムを埋め尽くすサポーターが集まり、大盛り上がりを見せたこの一戦。浦和にとっては完全なアウェーの中での戦いとなった。

 アル・ヒラルは試合開始直後から積極的に浦和ゴールを狙う。しかし、先に試合を動かしたのは浦和だった。7分、ラファエル・シルバが左サイドからドリブルで持ち運びグラウンダーでクロスを供給。1度は相手DFにはじき返されるものの、エリア内でこぼれ球を拾いゴールに流し込んだ。早々に浦和が先制に成功する。

 ホームで先制を許し、苦しい状況となったアル・ヒラルは積極的に浦和ゴールに迫っていく。23分にはオマル・ハルビン、29分にはナワフ・アル・アビドが決定機を迎えるもののGK西川周作の好セーブに阻まれてしまう。

 ゴールを決めきれないアル・ヒラルだったが、37分に待望の瞬間を迎える。ロングボールが供給され右サイドからヘディングで折り返されたボールをエリア内でパスで受けたハルビンがDFと体を入れ替えながら冷静にゴールへ流し込み虎の子の一点を奪取。前半のうちに1-1と引き分けに持ち込んだ。

 試合は1-1の均衡を保ったままハーフタイムを迎えた。

 後半は立ち上がりから、アル・ヒラルが積極的にチャンスを作り出す。48分にはクロスから2回連続で決定機を演出するものの、枠を捉えることができない。64分、浦和にアクシデントが起こってしまう。先制点を決めたラファエル・シルバが相手選手と接触し交代を強いられてしまう。ズラタンが同選手に代わって投入された。

 その後も必死に浦和ゴールに迫るアル・ヒラルだが、ネットを揺らすことができない。ポゼッションは6割を超え、シュートを倍以上放ったアル・ヒラルだが、が逆転することは出来ず、1-1で試合は終了している。

 貴重なアウェーゴールを挙げた浦和。ホームでのセカンドレグを前に大きな引き分けを勝ち取っている。ACL制覇に向け大きな前進となった。