ラ・リーガ バルセロナ

リバプールのワイナルドゥム獲得濃厚で退団が噂されるバルサMF「新たな歴史を築くために…」

ミラレム・ピアニッチ 写真提供: Gettyimages

 バルセロナのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチは今夏退団がささやかれているが、本人はバルセロナ残留を望んでいるようだ。27日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 現在30歳のピアニッチは昨夏にブラジル代表MFアルトゥールと入れ替わる形でユベントスからバルセロナに完全移籍により加入。ユベントスではマッシミリアーノ・アッレグリ監督やマウリツィオ・サッリ監督から絶対的なレギュラーとして信頼を寄せられていたが、バルセロナではここまで公式戦12試合に先発出場にとどまっている。

 ピアニッチとバルセロナの契約期間は2024年6月までとなっているが、バルセロナが今夏にリバプールのオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムをフリーで獲得することがほぼ確実と伝えられていることもあり、今季限りでクラブを去る可能性が取りざたされている。

 しかし、ピアニッチ本人は「僕はたった1年で退団するためにバルセロナとサインを交わしたわけではない。このクラブで新たな歴史を築くために、チャンピオンズリーグのタイトルを勝ち取るためにバルセロナにやってきたし、それが僕の目標だよ。今は2冠達成にむけてチームを助けたい。それが僕のメンタリティであり、決して諦めないよ」と語っており、あくまでもバルセロナでのプレーを望んでいることを明かしている。

 ロナルド・クーマン監督は18歳のMFペドリに対して多くの出場機会を与えているが、ペドリは今年3月にスペイン代表に初めて選出されるなど確かな成長を見せている。し烈なレギュラー争いで後れをとっているピアニッチに今季残り2カ月で自身の価値を証明するためのチャンスは巡って来るのだろうか。