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稀代の名将モウリーニョ。母国から連れてきた偉大な才能4選

写真提供: Gettyimages

2度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇や6度の欧州5大リーグ制覇など、監督として華々しい実績を持つジョゼ・モウリーニョ監督。現在はトッテナム・ホットスパーで指揮を執る世界有数の名将だ。

そんなモウリーニョ監督が、監督として世界的な名声を手に入れたクラブが母国ポルトガルのポルトだ。国内で評価を高めていたモウリーニョ監督は、チャンピオンズリーグを制したことにより、その名を世界に轟かせた。

今回は、そんなモウリーニョ監督がポルトガルから連れてきた選手の中から、特に成功を収めた5人の選手をご紹介する。


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リカルド・カルバーリョ

モウリーニョ監督が率いるポルトで守備の要として活躍したカルバーリョ。2004年のチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献し、UEFA最優秀DF賞にも選ばれている。

そのカルバーリョは2004年にモウリーニョ監督とともにチェルシーに渡った。チェルシーではマルセル・デサイーの後釜としてジョン・テリーとともに強固な最終ラインを形成。50年ぶりとなるリーグタイトルなど、チェルシーに多くをもたらした。

その後、レアル・マドリードでもモウリーニョ監督の下でプレーしたカルバーリョ。代表的な同監督の教え子と言えるだろう。


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アンヘル・ディ・マリア

現在パリ・サンジェルマンでプレーするディ・マリアは2010年にモウリーニョ監督の手によってベンフィカからレアル・マドリードへと移籍。ベンフィカで輝いていた同選手は、マドリードでも鮮烈な輝きを放った。

コンスタントに活躍を見せたディ・マリアだが、特にCLでの活躍は印象的だった。ガレス・ベイルの加入により、立場が危ぶまれていた同選手だが、2014年のCL決勝ではベイルの決勝点をアシスト。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せている。

その後移籍したマンチェスター・ユナイテッドでは力を発揮できなかったディ・マリアだが、PSGに移籍すると再び活躍。ネイマールやキリアン・ムバッペといった強力な選手と共存し、欠かせない選手となっている。


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ネマニャ・マティッチ

1度はプレミアリーグ挑戦が失敗に終わったマティッチ。しかし、2011年にベンフィカへ移籍し実力を見せつけると、2014年の第2次モウリーニョ政権下のチェルシーへと復帰を果たす。

モウリーニョ監督の信頼を得たマティッチは、中盤の要として2度のプレミアリーグ優勝に大きく貢献。2015年にはPFA年間ベストイレブンにも選ばれている。その後、モウリーニョ監督についていく形でユナイテッドへと移籍したマティッチ。ポール・ポグバが輝きを放つために、アンデル・エレーラと共に高い貢献度を見せた。

今シーズンは出番を減らしているマティッチだが、スコット・マクトミネイの負傷もありスタメンに復帰。流石と言えるパフォーマンスを再び見せている。ユナイテッドにとって頼りがいのあるMFだ。


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ビクトル・リンデロフ

ベンフィカで主力選手として活躍していたリンデロフ。モウリーニョ監督はユナイテッド監督就任1年目の移籍市場で同選手を獲得した。モウリーニョ監督の信頼を得たリンデロフは、ユナイテッドにとって数少ないパス能力と足下の技術を有したCBとして活躍した。

モウリーニョ監督の解任後もスタメンの座を守り続けているリンデロフ。昨夏の移籍市場で加入したハリー・マグワイアとともに、不動のCBとして君臨している。現在25歳と、年齢的にもまだまだ成長が見込める選手だ。


 

名前:菊池大将
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好きなチーム:ACミラン
幼少期に父親の影響でミランが好きになりました。アイドルはシェフチェンコ。パッション、データ、経済、カルチャー、サッカーの持つ様々な表情を見るのが好きです。よろしくお願い致します!

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