ミランのスペイン代表FWスソが、移籍を求めてクラブのフロント陣に激怒したようだ。イタリア紙『コリエレ・デラ・セラ』が報じている。
2015年にミランに加入し、中心選手の1人として活躍してきたスソ。しかし、今冬の移籍市場で元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチがチームに加入したことで状況が一変。ステファノ・ピオリ監督が4-4-2のシステムを採用し、スペイン人FWサム・カスティジェホが活躍を見せていることで居場所を失っている。
そのスソだが、現地時間20日にミランのフロント陣に対し、移籍を求めて激怒したようだ。ただ、スソを取り巻く状況は複雑だ。代理人であるアレッサンドロ・ルッチ氏との契約を解除したスソには、移籍作業を代行する代理人が付いておらず、新たな代理人を見つけるまで移籍は難しいとみられている。
また、ミランとしてもフィナンシャル・フェア・プレー(FFP)の存在が気がかりだ。キャピタルゲイン(売買差益)の面を考慮し、放出の時期や値段に関しては慎重な姿勢を取る必要がある。ローマFWジェンギス・ウンデルとのトレードの線も残されている。
イブラヒモビッチが加入し、チームにかつての勢いが戻りつつあるミラン。スソとのいざこざを、穏便に解決することができるだろうか。
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