
一部を除き第7節までの日程を終了した明治安田J2・J3百年構想リーグ。J2の20クラブとJ3の20クラブ、計40クラブを4つのグループに分けて行われている本大会は、すべてのブロックでJ2勢が首位に立つ展開となっている。J3クラブも健闘を見せているものの下位に沈むチームも多く、カテゴリーの差を実感させる状況となっている。
EAST-Aは、J2クラブが全ブロック中最多の7クラブを占める激戦区。その中でJ2勢からの勝ち点奪取に燃えているのが、SC相模原、栃木SC、ザスパ群馬の3クラブだ。苦しいゲームが続いているが、それぞれがJ2勢から勝ち点3をもぎ取るなど、早くも手ごたえを掴みつつある。
EAST-Bは、昨季躍進を遂げたRB大宮アルディージャをはじめ、J1経験豊富なクラブが揃う。EAST-Aとはまた違った意味で激戦が予想される。しかし、強豪ひしめく中でもFC岐阜が開幕4連勝を果たすなど躍進を見せており、J3勢の存在感にも注目が集まる。
WEST-Aには四国勢が揃った。J2が4クラブ、J3が6クラブとバランスの良い構成だが、首位に立つのはやはり昨季J2で4位の徳島ヴォルティスだ。昨季J2の他クラブを苦しめた堅守を武器に、今季も安定した攻守でグループを牽引している。
WEST-BはJ3勢が7クラブと最も多く、九州勢が大半を占めるグループだ。その中で首位に立つのは、昨季プレーオフを勝ち上がりJ2昇格を決めたテゲバジャーロ宮崎。一方で今季J参入組のレイラック滋賀は、勝ち点こそ積み上げているものの、現在9位と苦しい立ち上がりとなっている。
ここでは、熾烈な順位争いが繰り広げられるリーグ戦において、今冬の新加入選手が大いに活躍を見せているJ3クラブを3つ紹介する。
松本山雅
主な活躍中の新戦力
- 藤枝康佑(桃山学院大学より加入)
- 金子光汰(阪南大学より加入)
- 加藤拓己(清水エスパルスより完全移籍)
- 深澤佑太(愛媛FCより完全移籍)
- 白井達也(ヴァンラーレ八戸より完全移籍)
- 小田逸稀(アビスパ福岡より完全移籍)
昨季はJ3で15位と、4位でJ2昇格に肉薄した2024シーズンと比べ大きく後退してしまった感のある松本山雅。しかし、来季以降のJ2復帰を見据えて再出発したチームは、この百年構想リーグでジュビロ磐田や北海道コンサドーレ札幌といった強豪クラブから勝ち点3をもぎ取るなど、復活の兆しを見せつつある。
その強さを取り戻しつつある要因の1つとして挙げられるのが、今冬新たに加わった選手たちの活躍だ。現在、ゴール数アシスト数ともにチームトップで攻撃を牽引するのは、主軸の1人であるMF村越凱光。だが、その村越の3ゴールに次ぐ2ゴールを挙げている3選手はいずれも新加入組だ。
DF金子光汰、MF藤枝康佑はいずれも大卒ルーキーながら、早くも欠かせない戦力となりつつある。さらに、清水エスパルスから加入の加藤拓己も注目株。大きな怪我を乗り越え、今季すでに2ゴールを記録するなど、完全復活の兆しを示している。
もちろん、新戦力の貢献は得点面だけにとどまらない。守備陣の一角を担うDF白井達也、J1アビスパ福岡から加入したDF小田逸稀、今季はデュエル勝利総数など守備面での数字が光るMF深澤佑太など、各ポジションで新戦力の活躍が目立つ。頼もしい新戦力を得て、J1経験も豊富な今季のライバルたちを相手にどこまで勝ち点を積み上げられるのか、今後の松本山雅から目が離せない。
コメントランキング