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ヤスダグループ未払い問題は未解決!?中村敬斗所属スタッド・ランスが声明発表

スタッド・ランス 写真:アフロスポーツ

 日本代表FW中村敬斗、DF関根大輝が所属するスタッド・ランスは3月9日、フランスの住宅建設大手HEXAOMグループが今季終了までメインパートナーとして復帰すると声明を発表。同クラブのユニフォーム胸部には再びスポンサーのロゴが掲出されることになったが、『株式会社ヤスダグループ』による未払い問題は解決されていないとみられる。

 HEXAOMは2019年から2024年までランスのメインスポンサーを務めていた企業で、今回の復帰により再びユニフォーム前面のポジションに戻る形となる。クラブによると、スタジアムやトレーニングセンターでの広告掲出も予定されているという。

 今回の発表は、胸スポンサーを巡る状況が注目を集めていた中での動きでもある。ランスは2026年1月以降、ユニフォームの胸部分にロゴが入っていない状態で試合に臨んでおり、スポンサー表記が空白となっていた。

 背景にはヤスダグループを巡る問題がある。フランス『ランスVDT』は当時、同社が契約上の義務を履行していない可能性があるとして、スポンサー料などの債務が支払われていない状況を報道。その影響により、クラブが胸スポンサーのロゴ掲出を見送ったと伝えられていた。

 ヤスダグループはスポーツビジネス事業を掲げる日本企業で、2023年以降、欧州クラブとのスポンサー契約やツアー事業などで存在感を示していた。一方で、日本代表MF久保建英擁するレアル・ソシエダでも24億円規模の未払い金の存在が報じられるなど、欧州サッカー界で波紋を広げていた。

 そうした状況のなか、ランスのユニフォームはしばらくスポンサー不在の状態が続いていたが、今回の公式発表により胸スポンサーが復活。新たにHEXAOMのロゴが掲出されることになったが、これは胸スポンサーに復帰しなかったヤスダグループによる未払いが続いている可能性を意味しそうだ。

 クラブのジャン=ピエール・カイヨ会長は「長年のパートナーが戻ってくることを誇りに思う」とコメントし、リーグ・アン復帰を目指すチームにとって大きな後押しになるとの見解を示している。