
横浜F・マリノス下部組織出身のU23日本代表FW内野航太郎が、ヴィッセル神戸へ期限付き移籍する模様。Jリーグクラブを経由せず、筑波大学からデンマーク1部ブレンビーIFへ移籍した若武者の去就に注目が集まっているが、その一部契約内容が明らかになっている。
デンマーク『Tipsbladet』によれば、ブレンビーIFは内野を神戸へ2026年6月までの期限付き移籍により放出するという。日本の移籍市場は今も開いており、すでに契約は締結済み。内野は手続き完了のため日本に滞在しているという。
注目すべきは、契約に買い取りオプションが含まれていない点だ。ブレンビーは内野の将来性を高く評価しており、2029年夏まで契約を残す有望株を完全移籍で手放す意思はない。出場機会確保を最優先にした“武者修行”という位置づけである。
実際、内野はトップチームで10試合出場にとどまり、スティーブ・クーパー監督体制下で序列を上げきれなかった。さらに攻撃陣の補強も進み、立場は微妙に。双方にとってプレータイム確保が急務だった。
一方で、欧州内での評価は決して低くない。報道によれば、イングランドやベルギーのクラブが強い関心を示し、買い取りオプション付きの提案もあったという。くわえてデンマーク国内やスウェーデン1部の複数クラブも打診。しかしブレンビー側が「買い取りなし」を条件としたため、交渉は進展しなかった。
海外挑戦前には日本代表MF久保建英擁するレアル・ソシエダやAZアルクマール、カーディフ、OHルーヴェンなどから関心が寄せられた経緯もあり、ポテンシャルへの評価は一貫している。だからこそ今回の神戸行きは、完全移籍ではなく“価値を高めるための帰還”とも言える選択だ。
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