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鹿島・清水OBの元東京V強化担当驚く「こんなにもできないのか?」Jリーガー能力低下の背景にSNS?

東京ヴェルディ 写真:アフロスポーツ

 清水エスパルス、鹿島アントラーズ、松本山雅の元コーチであり、東京ヴェルディで強化担当を務めた経験のある坪井健太郎氏が、自身のXで一部Jリーガーの能力に懐疑的な見方を示している。

 坪井氏が問題提起したのは、技術や戦術理解以前の「本能的な危険察知能力」だ。ロンドのトレーニング中、合図と同時に全員がグリッドを移動するメニューを行った際、多くの選手が正面衝突したという。移動が発生すれば接触のリスクは高まるが、坪井氏は「止まる」「方向を変える」といった反射的な回避行動が働くと想定していた。しかし現実は異なり、「こんなにもできないのか?」と驚きを隠せなかったと明かしている。

 同氏はこの現象について、本能領域の機能低下を懸念。情報過多の現代社会では、答えが常に外部から与えられる環境に慣れ、瞬間的な判断や身体反応が鈍化している可能性を指摘した。過去にスマートフォン使用による視野狭窄とパフォーマンス低下の関連を発信した際には、ベテラン選手からも「若手に顕著だ」との声が寄せられたという。

 脳のリソースが情報処理に偏り、感情や本能に十分割かれていないのではないか。坪井氏は、AIやSNSとの向き合い方を誤れば、競技力の根幹に影響が及ぶと警鐘を鳴らしている。技術革新が進む時代だからこそ、原始的とも言える身体感覚の再鍛錬が問われているのかもしれない。

 なお、坪井氏は静岡学園高校サッカー部出身。清水エスパルスでの指導、スペインでの若手育成を経て、2020年から東京Vの強化担当、鹿島や松本山雅FCのトップチームでコーチを務めている。