
サンフレッチェ広島のバルトシュ・ガウル監督がJ1百年構想リーグ開幕戦(対V・ファーレン長崎)を前に、日本代表や日本人選手に対する印象を語ったほか、ドイツ国内での日本サッカーに対する偏見を明かしている。
ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』で6日に掲載されたインタビュー記事によると、ガウル監督は「ヨーロッパでは、日本の選手たちの実力が過小評価されていると思う」と切り出すと、日本人選手の特徴について以下のように説明している。
「技術的には、ここまでのレベルの選手やチームはあまり見たことがない。彼らのプレーを見るのは楽しい。 彼らは知的好奇心が旺盛で、素晴らしいメンタリティを持っている。実際に、トレーニングのために選手たちに再度モチベーションを与える必要はほとんどない。これは、戦術面でもさらに良くなるための良い条件だ」
日本代表は2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会でドイツ代表を撃破。2023年の国際親善試合では4-1で下しているが、ガウル監督は「日本は国際的にも十分競争力があり、過小評価されている」と指摘。MF田中聡のフォルトゥナ・デュッセルドルフ移籍やマインツ所属MF佐野海舟らの活躍に触れた上で、こう語っている。
「ドイツは基本的にレベルが高いとはいえ、より優れているとは言い難い。数週間過ごしてみて、ここの選手たちが両足でプレーするレベルの高さに非常に感銘を受けている。ドイツでは、技術に加えて個々の戦術面、つまりボールに対するポジショニング、前線へのボールの運び方、スキャニングなどをトレーニングしており、より複雑になってきている」
「ドイツでは、日本よりも戦術面に重点が置かれている。でもその一方で、その取り組みが過度になっていないかという疑問も生じる。私は、日本の選手たちが非常に知的好奇心に旺盛で、インテリジェンスがあることを認識している。そのため監督は、あまり多くのことを教え込もうとせず、一歩ずつ進めていくことを心掛ける必要がある」
「選手たちの意欲とメンタリティは素晴らしい。 日本の選手は、戦術面でも飛躍的な進歩を遂げることができると確信している。 両国とも、運動能力の面では良い仕事をしている。私が広島で目にするものは、最高レベルのものだ。 おそらく、最大の違いはチーム戦術の分野だと思う。 日本人はボールのポゼッションを非常に重視している」
「多くのクラブが、日本の市場が非常にエキサイティングであることに気づいていると思うし、私もその熱意は共有している。でも以前は、ここでサッカーがこれほど盛んであるとは考えていなかった。ドイツには確かに偏見があると思うが、3週間経った今、私は「それは間違っている」と断言できる。私のアシスタントコーチであるアルネと私は、ドイツ人と日本人はいくつかの点で非常に似ていることをよく実感している」
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