
V・ファーレン長崎が8年ぶりにJ1の舞台に帰ってくる。2024シーズンはリーグ3位でフィニッシュし、昇格プレーオフで敗退。2025シーズンはリーグ2位で自動昇格を勝ち取り、一昨年逃した昇格を手にした。J2優勝こそ成し遂げられなかったものの、夏の監督交代や主力選手の流出といった逆境を乗り越えての自動昇格圏入りは、クラブにとって大きな自信となったに違いない。
クラブ史上初のJ1を戦った2018シーズンは、開幕からの6試合未勝利や夏場の5連敗などが響き、最終的に最下位でJ2へ逆戻りとなった長崎。同じ轍を踏まぬため、今冬は大型補強に打って出ている。ここでは、そんな長崎の冬の補強について、ポジションごとに5段階(A~E)で評価していく。

GK/DF:評価B
IN
- GKルカ・ラドティッチ(ブラウブリッツ秋田への期限付き移籍より復帰)
- GK波多野豪(FC東京より完全移籍)
- DF佐々木奈琉(早稲田大学より加入)
- DFノ・ヒョンジュン(ボイン高校より加入)
- DF進藤亮佑(セレッソ大阪より完全移籍)
OUT
- GK富澤雅也(松本山雅へ完全移籍)
- GK原田岳(カターレ富山へ期限付き移籍)
- DF飯尾竜太朗(引退)
- DF岡野洵(ブラウブリッツ秋田へ完全移籍)
- DFカイケ(徳島ヴォルティスへ完全移籍)
- DF白井陽貴(ヴァンラーレ八戸へ期限付き移籍)
守備陣において、今冬の補強から来季注目すべきポジションはGKだ。2025シーズンは新加入選手であった後藤雅明がほぼ全てのゲームで起用された。しかし、冬の補強や移籍の動きからその座が脅かされる可能性も大いに出てきた。まず、チームを離れた選手で言えば、昨季後藤の控えにまわっていた原田岳がJ2残留を果たしたカターレ富山へ期限付き移籍となった。次に新加入の顔ぶれを見ると、昨季はブラウブリッツ秋田で1試合出場に留まっていたルカ・ラドティッチが帰還。さらに、2023シーズンに長崎でJ2全試合に出場した波多野豪が完全移籍でチームに帰ってきた。外国籍選手とかつての正守護神を加えたことで、GK陣はJ1での戦いに向けて一層レベルアップしたと言えよう。
DFラインにも注目の存在がいる。主力の流出は無いに等しく、そこへセレッソ大阪から進藤亮佑が加わった。J1経験豊富な選手が少ない長崎にとっては、極めて頼もしい存在になるに違いない。
守備陣は主力の流出がほぼなく、その上で実力者を確実に補強し戦力アップが図れたことは間違いない。ただし、実際に十分な戦力が整ったかについては疑問が残ることから評価を「B」とした。
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