
ダニエル・ポヤトス
4人目として挙げたいのが、昨シーズンまでG大阪を率いていたスペイン人指揮官、ダニエル・ポヤトス氏だ。これまで、スペインのレアル・マドリード下部組織やギリシャのパナシナイコスで監督を務め、2021シーズンに当時J1だった徳島ヴォルティスの監督に就任し、2シーズンにわたって指揮を執った。
2023シーズンからはG大阪の監督に就任。就任初年度はJ1リーグで16位と苦しい結果に終わったが、翌2024シーズンにはポゼッションとカウンターを使い分ける自身のスタイルがチームに浸透。J1リーグ4位に躍進したほか、天皇杯でも準優勝に輝くなど大きな飛躍を遂げた。
しかし、昨シーズンはJ1リーグ9位に終わり、シーズン終了後に契約満了に伴いチームを離れている。

渡邉晋
次期監督候補の5人目として挙げたいのが、渡邉晋氏だ。現役時代にはコンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)をはじめ、ヴァンフォーレ甲府、ベガルタ仙台などでプレー。引退後は指導者としてキャリアを重ね、ベガルタ仙台、レノファ山口、モンテディオ山形などで監督を務めてきた。
選手のマネジメント能力に長けており、2018シーズンの仙台時代には天皇杯準優勝を達成。さらに2023シーズンからは2シーズン連続でJ1昇格プレーオフ圏内に導くなど、苦境にあったチームを立て直してきた実績を持つ。
相手の守備を混乱させるポジショニングを重視したサッカーは、これまで多くのクラブを苦しめてきた。派手さこそないものの、試合巧者としての評価は高い。
現在52歳と、指導者としてはまだ若さも残しているが、約10年にわたる監督経験で培った引き出しは豊富だ。J1の舞台で新たな旋風を巻き起こしたい福岡にとって、候補に挙がっていても不思議ではない存在と言えるだろう。

下平隆宏
6人目として挙げたいのが、ウイングバックを効果的に活用したポゼッションサッカーでJリーグにインパクトを与えてきた下平隆宏氏だ。2016シーズンから柏レイソルの監督に就任すると、初年度は年間順位8位と手堅いスタートを切り、翌2017シーズンには4位に躍進。AFCアジアチャンピオンズリーグ2018出場権獲得に貢献した。
2019シーズンには横浜FCの監督にシーズン途中から就任。当時14位に低迷していたチームを立て直し、最終的には2位へと導いて、13年ぶりのJ1昇格を果たした。また、2022シーズンに就任した当時J2の大分トリニータでは、リーグ5位でJ1昇格プレーオフ進出を実現。さらに2024シーズンにはV・ファーレン長崎を率い、昇格こそ逃したもののJ2リーグ3位と上位争いを演じるなど、どのクラブでも一定以上の結果を残してきた。
2025シーズン途中で長崎との契約が解除されて以降はフリーの状態が続いている。戦術構築力と立て直し能力を兼ね備えた指揮官として、実績は十分だ。即戦力の監督を求める福岡にとって、後任候補としてリストアップされていても不思議ではないだろう。
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