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日本代表MF佐野海舟の実弟である佐野航大について「唯一懸念されるのは大きな…」

佐野航大 写真:Getty Images

 オランダ1部エールディビジのNECナイメヘンに所属する22歳のMF佐野航大は、日本代表MF佐野海舟の実弟であり、現在NECで目覚ましい活躍を見せている。1月の移籍市場で同クラブとの契約が2028年6月末まである佐野の去就が注目を集めているが、現時点では今2025/26シーズン終了までチームに残留する可能性が極めて高いようだ。

 クラブ側は、戦力として不可欠な存在である佐野を安易に放出する考えを持っておらず、具体的な条件が満たされない限り、交渉に応じる姿勢は見せていない。

 そんな中、大手スポーツメディア『ESPN』オランダ版「Tekengeld」番組内で、佐野の移籍に関する現状を詳しく報じた。同メディアのショルス・フロール記者は、今後の移籍市場において佐野に関する多くの噂が流れることを予想しながらも、佐野はナイメヘンに留まるだろうと述べている。

 また、解説者のトゥーン・デ・ブール氏は、クラブが売却を急いでいない理由について言及した。佐野の移籍金が下落する「唯一懸念されるのは大きな怪我」を負った場合のみであり、それ以外の状況であれば、今シーズン終了後まで待っても価値に大きな変動はないと分析している。

 同メディアの報道によれば、NECは佐野の移籍金として非常に高額な条件を提示しているとのことだ。ヒロール記者は、この冬に佐野を獲得するために必要な金額について「NECがスタジアム全体を改修できるほどの金額」と表現した。

 具体的には2,000万ユーロ(約37億円)近く、あるいはそれ以上の規模を想定しており、この金額はエールディビジのフェイエノールトやPSVアイントホーフェンといった国内の強豪クラブであっても、同リーグ内の選手に対して簡単に払える額ではないと指摘している。

 NECは現在リーグ戦4位(18位中)で、上位を狙える位置にあり、好成績を収めることで選手の価値をさらに高められる状況にある。クラブは現時点で資金を緊急に必要としていないため、金銭的な利益よりもスポーツ面での成功を優先して佐野を保持する選択が可能だ。

 NECは、現地1月9日に開催されるユトレヒトとのホームゲームからリーグ戦を再開する予定となっている。