プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッド、負傷者続出で中盤の移籍を正式に決定

マンチェスター・ユナイテッド 写真:Getty Images

 プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、負傷者やアフリカネイションズカップ(AFCON)での代表活動による選手の離脱が重なり、選手の起用に制限を受ける状況が続いている。中盤では複数の選手が同時期に起用できない状態となり、ユナイテッドの指揮官ルベン・アモリム監督は限られた選択肢の中でチーム運営を行っている。

 こうした状況について、UKメディア『Manchester Evening News』は「ユナイテッド、負傷者続出で中盤の移籍を正式に決定」と報じた。同メディアによると、ユナイテッドは、EFLチャンピオンシップのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへローン移籍しているMFトビー・コリアーを、ユナイテッドのチーム事情により呼び戻す決断を下したという。

 21歳のコリアーは、ウェスト・ブロムウィッチで12試合に出場し1アシストを記録していたが、ふくらはぎの負傷により直近の試合ではメンバーから外れていた。治療のため、ユナイテッドの練習拠点キャリントンへ戻ったと伝えられている。

 一方でチームは、現地12月21日に開催されたアストン・ビラ戦(1-2)で負傷したユナイテッドの主将MFブルーノ・フェルナンデスを一定期間欠くことになった。アモリム監督は現地26日開催されるニューカッスル・ユナイテッドとの試合前会見で、フェルナンデスの復帰時期を明言せず、MFコビー・メイヌーの方が早期復帰する可能性があると述べたことを同メディアは伝えた。

 さらに、ユナイテッドはAFCONの影響でFWブライアン・ムベウモを含む複数名の選手が代表チームに合流していることや、ブラジル代表のMFカゼミロは警告累積による出場停止処分を受けている。メイヌーも負傷により直近の試合を欠場しており、DFハリー・マグワイアとDFマタイス・デ・リフトはリハビリを継続している状況だ。

 また、同メディアはメイヌーが1月にクラブを離れる可能性に備え、コリアーは回復後もチームに残り、中盤の競争要員となる可能性があると伝えている。コリアーは約8週間の離脱が見込まれているが、ユナイテッドは今後の選手構成を見据えた対応を進めている。

 そんな状況の中でユナイテッドは、コリアーが負傷から回復してもウェスト・ブロムウィッチへ復帰させない方針を固めており、メイヌーが1月の移籍市場でクラブを離れた場合には、中盤の競争要員として残す可能性があるという。

 一方で、コリアーはふくらはぎの負傷により約8週間の離脱が見込まれており、復帰後にユナイテッドで起用されるか、別のチャンピオンシップのクラブへ再ローン移籍するかは今後の判断に委ねられているとのことだ。