
FC東京から海外挑戦を果たしたU23日本代表MF松木玖生は現在、所属先のイングランド2部サウサンプトンで出場機会が限られている。一部でJリーグ復帰やJ1昇格組であるV・ファーレン長崎移籍の可能性が取りざたされているが、海外では同選手のキャリアに対する否定的な見方もあるという。
Jリーグや日本人選手の情報を扱う海外メディア『Jリーグインサイダー』は24日深夜、松木の去就について「サウサンプトンで出場機会を得られていない松木に長崎が関心を示しているようだ」とリポート。Jリーグ復帰が噂されている現状についてこう辛辣な意見を述べている。
「松木は素晴らしい選手だ。もう少し長くFC東京に残留していれば、もっと成長できたはずだ。サウサンプトンへ移籍した後、トルコへ期限付き移籍した。しかし、サウサンプトンへ復帰してからの出場機会はわずか4試合のみ。野心の欠如、あるいは「ただ欧州にいたい」というだけの願望のために、あとどれだけの若き才能を日本サッカー界は失わなければならないのか」
松木は2024年夏にFC東京からサウサンプトンへ完全移籍。イギリスの労働許可証の関係で、サウサンプトンからギョズテペSKへ期限付き移籍すると、2024/25シーズンはトルコ1部リーグ戦28試合の出場で2ゴール4アシストと結果を残した。
わずか1年でサウサンプトンへ復帰した松木だが、2025/26シーズンはここまでイングランド2部リーグ戦2試合の出場でゴール、アシストともにゼロ。9月以降はリーグ戦で一度もピッチに立っておらず、現地ではすでに退団の可能性が報じられている。
また、同選手は11月13日までに代理人を変更。新たにドイツ系エージェント会社『Sports360』と契約を結んだだけに、2025/26シーズン途中の移籍は現実味を帯びている。なお、『Sport360』には、FW小川航基(NECナイメヘン)ら複数の日本代表選手が在籍。2025年夏にはDF菅原由勢のサウサンプトンからベルダー・ブレーメンへ期限付き移籍させたほか、DF瀬古歩夢のル・アーヴルAC移籍にも携わった。
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