Jリーグ 東京ヴェルディ

今オフ移籍が囁かれる東京ヴェルディの主力4選【J1リーグ】

東京ヴェルディ 写真:Getty Images

2025明治安田J1リーグをJ1残留圏ギリギリの17位で終えた東京ヴェルディ(以下、東京V)が、12月18日にDF鈴木海音、DF内田陽介、DF吉田泰授、FW熊取谷一星、FW白井亮丞、FW寺沼星文ら6選手との契約更新をクラブ公式サイトで発表。しかし、翌19日には守備の要としてチームを支えてきたDF谷口栄斗が川崎フロンターレへ完全移籍することが明らかになり、チームは大きな転換期を迎えつつある。

今オフの東京Vは、主力の流出を含め厳しい局面に立たされる可能性が高い。ここでは、今冬に移籍の可能性が高いと考えられる主力4選手を、筆者の視点で紹介していく。

※2025年12月23日時点の情報に基づく。


新井悠太 写真:Getty Images

新井悠太

1人目は、U-22日本代表にも選出歴のあるMF新井悠太だ。東京Vの下部組織出身の新井は、東洋大学でのプレーを経て今シーズンから正式にトップチームの一員となった。大学3年時の2023シーズンから2シーズンにわたり、特別指定選手としてプレーし、早くから存在感を示してきた。なかでも印象的だったのが、2023シーズンのJ2リーグ第25節・町田ゼルビア戦(2-2)でのパフォーマンスだ。0-2とビハインドの状況で途中出場すると、左サイドを幾度となく突破し、試合の流れを一変。結果的にチームは2ゴールを奪って同点に追いつき、貴重な勝ち点1の獲得に貢献した。

主戦場は左サイドだが、シャドーやFWでもプレー可能なユーティリティー性も特徴だ。ボールを持てば相手DFの重心を巧みにずらすドリブルで局面を打開し、スタジアムの空気を変える力がある。アタッキングサードまで持ち込むと、カットインからの強烈なシュートや深い位置まで持ち出してからのクロスまで、一人で完結できる点も魅力。今シーズンは東京Vの攻撃のアクセントとして機能していた。

新井のように独特の間合いで勝負できるドリブラーは国内でも希少な存在であり、将来的には日本を背負う存在へと成長することが期待されている。今オフ、J1クラブや海外クラブからのオファーが届いても不思議ではないだろう。


マテウス 写真:Getty Images

マテウス

2人目は、東京Vの守護神として活躍を続けるGKマテウス。ブラジルの名門・コリンチャンスでプロキャリアをスタートさせたが出場機会に恵まれず、2019シーズンに同国のフィゲイレンセに期限付き移籍。リーグ戦10試合に出場するなど実戦経験を積んだ。翌2020シーズンには東京Vに完全移籍し、以降は毎シーズン安定して出場を重ねている。とりわけ2023シーズンからは3シーズン連続でリーグ戦全試合に出場するなど、名実ともに絶対的な守護神としてゴールマウスを守ってきた。

シュートストップ能力の高さはもちろん、足元の技術にも優れており、ビルドアップの起点として攻撃に関われる点も大きな強みだ。また、守備の強度を保つための的確なコーチングを欠かさず、最終ラインを統率する存在としても欠かせない。攻守両面での貢献度は、チーム内でも群を抜いている。

12月15日には、ファジアーノ岡山のGKスベンド・ブローダーセンが川崎フロンターレに完全移籍することが発表された。この移籍を皮切りに、今オフは複数クラブを巻き込むGKの玉突き移籍が発生する可能性も高い。そうした市場動向を踏まえれば、マテウスのもとに好条件のオファーが届いても不思議ではないだろう。

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名前:Yusuke Sueyoshi
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