プレミアリーグ リバプール

1月の移籍市場を前に「重要な」進展を受けたリバプール

リバプール 写真:Getty Images

 プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーは、モロッコで開催されているアフリカネーションズカップ(AFCON)のため代表チームとともにクラブを離れている。サラーは、リバプールのアルネ・スロット監督とクラブ首脳陣の両方を厳しく批判した後にクラブを離れてAFCONに参加しており、その去就が注目されていた。

 UKメディア『Sports Mole』で、ジャーナリストのデビッド・リンチ氏は、スロット監督とMFカーティス・ジョーンズのコメントが舞台裏での関係修復を示唆したことで、サラーのリバプールでの将来はより前向きなものになっていると主張している。

 同メディアによると、ジョーンズはサラーがチームメイトに対して自身の発言について謝罪したことを明かした。リンチ氏は同メディアに対し、「それは大きな一歩だった」との見解を示しており、「サラーが状況を落ち着かせたいと考えており、退団を強行する気ではないことを示唆している」と分析し、サラーが1月以降もクラブに残留する可能性が高いと主張している。

 一方でリンチ氏は、AFCONがサラーのシーズン後半に向けたフォームに悪影響を与えてきたことを懸念材料として挙げた。サラーは2021/22シーズンにAFCON参加前の26試合で23ゴール9アシストを記録していたが、同大会から戻った後の25試合では8ゴール6アシストに留まった。

 ただし元チームメイトで現在はサウジ・プロフェッショナルリーグ・アル・ナスルに所属するFWサディオ・マネが、セネガルのAFCON優勝後に素晴らしい活躍を見せた例もあり、リンチ氏は「エジプト代表が勝ち進み、サラーがかなりのゴール数を決めることができれば、それは彼の自信に全く害を与えず、彼とリバプールにとって精神的な利益になる可能性がある」と期待を寄せた。

 サラーは今2025/26シーズン、ここまでリバプールで4ゴール3アシストを記録している。