Jリーグ モンテディオ山形

モンテディオ山形、タリソンとの契約内容判明!さらに外国人選手2名獲得へ

モンテディオ山形 写真:Getty Images

 モンテディオ山形は12月22日、NKオリンピアリュブリユナ(スロベニア1部)でプレーしていたブラジル人MFタリソン・アウベスの獲得内定を公式発表。同選手の契約内容や移籍金の有無などが海外で報じられている。

 海外メディア『planet nogomet』は19日、タリソンの山形移籍が内定する前の時点で「タリソンはNKオリンピアリュブリユナとの契約を2027年7月まで残していたが、契約解除で合意」とリポート。「日本へ移籍する予定」と伝えていたが、NKオリンピアリュブリユナは同選手の保有権の一部を有しており、山形から他クラブへ移籍した場合には移籍金の一部を受け取るとのこと。セルオン条項が盛り込まれているという。

 現在26歳のタリソンは、レジオン(ブラジル)、NKスロボダ・ヴァラジュディン(クロアチア)、NKロガシュカ(スロベニア)などでプレー。山形移籍内定を受けて、クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。

 「モンテディオ山形を愛する皆さん、初めまして、タリソンです。この新たな挑戦に向けて、とても嬉しく、強いモチベーションを感じています。チームメイトの力になり、良い結果を残して、ファンの皆さんに喜びを届けられるよう全力を尽くします」

 山形はタリソンにくわえて、外国人選手2名を獲得する模様。韓国の移籍市場に詳しいジャーナリストであるソル・ホジョン氏が伝えたところによると、韓国1部・浦項スティーラース所属の韓国人DFイ・ドンヒ、韓国2部・慶南FC所属のブラジル人MFレナン・アレイアスが山形移籍に迫っているという。

 現在25歳のイ・ドンヒは、身長186センチのセンターバック。蔚山現代(現蔚山HD)、富川FCを経て、2024年1月に浦項へ移籍。加入1年目からレギュラーに定着し、韓国1部リーグ戦22試合でスタメン出場も、8月以降は怪我により長期離脱。一足早くシーズンを終えていた。

 そして迎えた2025シーズンはリーグ戦14試合の出場。3月中旬から3か月間にわたり全試合でメンバー外となったほか、9月27日のリーグ戦でレッドカードを提示されると、10月以降は複数試合の出場停止処分などもあり、リーグ戦での出番が無かった。

 現在27歳のヘナンは、身長173センチで右利きのセントラルミッドフィルダー。コリンチャンスの下部組織出身であり、2019年からおよそ2年間はベルギーやイスラエルでプレー。2021年9月以降はクリシューマECをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩いていたが、2023年7月に再び欧州挑戦。ハンガリーで1年半過ごした後、2025年1月に慶南FCへ加入している。

 慶南FCの一員として迎えた2025シーズンは、韓国2部リーグ戦31試合の出場で2ゴールをマーク。スタメン出場27試合と主力選手として活躍したが、シーズンラスト3試合ではベンチ外となっていた。