
川崎フロンターレ所属FW伊藤達哉は、12月20日開催のブンデスリーガ第15節・ハンブルガーSV対アイントラハト・フランクフルトの解説を担当。チームメイトのMF脇坂泰斗とともに、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継に出演したが、日本代表MF堂安律のプレーに注目する一方で、DF佐々木旭やU20日本代表MF大関友翔に言及している。
かつてハンブルガーSVの一員として、ブンデスリーガのピッチに立っていた伊藤は、番組中に「佐々木旭をブンデスリーガで見てみたい」と発言。川崎のチームメイトにまさかの海外移籍を勧めるコメントが話題になっている。
その佐々木は、ヴィッセル神戸、モンテディオ山形、ガンバ大阪、浦和レッズなど複数クラブで争奪戦となるなか、2022年に流通経済大学から川崎へ正式加入。プロ1年目からJ1リーグ戦で21試合に出場するなど頭角を現すと、2025シーズンはリーグ戦34試合にスタメン出場。主にサイドバックでプレーしていたが、日本代表DF高井幸大がトッテナム・ホットスパーへ完全移籍した後はセンターバックでもプレーしている。
また、伊藤は「大関とか特にそうですけど、パサーって得点の80%になるような良いスルーパスを出そうとする」と発言。間接的に大関の改善点を指摘したものとみられるが、その大関にはすでに海外移籍の可能性が取りざたされている。
同選手の去就を巡っては、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏が、2025年8月末の時点で「NECナイメヘンで佐野航大の後継者になり得る日本人MF」と伝えた上で、「彼は理想的な後釜であり、私のリストでは最上位候補。ダイナミックであり、ここ数年でかなり成長した」と報じている。
さらにスペイン『ムンド・デポルティーボ』は10月7日に「バルセロナが大関の動向を注視」「バルセロナは日本戦を含むU20W杯数試合でスカウトを派遣。大関を含む12選手をリストアップ」とリポート。海外メディア『ターゲットスカウティング』は10月末の時点で、移籍先候補にジローナ、デンマーク1部ノアシェランを挙げている。
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