
横浜F・マリノスの元特別指定選手であり、オランダ1部NECナイメヘンで日本代表FW小川航基、MF佐野航大とチームメイトのU22日本代表FW塩貝健人に、ステップアップ移籍の可能性が浮上。元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)らスター選手を上回る記録を叩き出したことで話題になる中、ビッグクラブから関心を寄せられる可能性が取りざたされている。
塩貝のパフォーマンスを巡っては、 オランダ『Forza NEC』が12月11日に「彼はグリーズマンを上回り“欧州最強のスーパーサブ”になっている」とリポート。これによると、同選手は2025年開催のリーグ戦で10ゴールを挙げており、いずれも途中出場でマーク。オランダ1部において、1年で途中出場から10得点という数字は、リーグ記録タイであるほか、今季の欧州5大リーグでも途中出場からのゴール最多記録保持者だという。
このスーパーサブとしての活躍ぶりを受けて、オランダ代表・フェイエノールトOBのマリオ・ベーン氏は、同選手のステップアップ移籍を予告。オランダのスポーツ番組『VriendenLoterij Eretribune』に出演した際、塩貝の将来性についてこう語った。
「塩貝は出場時間あたりの得点数で見れば、不動のレギュラーである小川航基らよりも多く得点している。彼はセルヒオ・アグエロみたいなタイプのストライカーだ。非常に小柄で、非常に速く、とてつもなく高く跳ぶことができる。また、準備の動きも素晴らしく、ボールがないところでのプレーやフリーになる動きも非常に上手い。私は彼をスーパータレントだと思っている」
「彼はまだ20歳だが、ナイメヘンの人々も彼のクオリティに心底惚れ込んでいる。ただ、彼の前には日本代表の不動のナンバーワンである小川が立ちはだかっている。だから(レギュラーを奪うのは)単純に難しいことなのだ。しかし、彼はその圧倒的なスピードで相手を抜き去り、ゴールへの嗅覚も備えている」
小川とのポジション争いにも言及したベーン氏だが、「塩貝はこの夏、すでにレッドブル・ザルツブルクへの移籍の可能性もあった。近いうちにビッグクラブへ行ける選手になる」と、ステップアップ移籍の可能性をリポート。フェイエノールトのアシスタントコーチとして、小野伸二氏の指導に当たっていた名伯楽が太鼓判を押している。
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