
ジュビロ磐田出身の日本代表FW後藤啓介は現在、アンデルレヒトからシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中。ベルギー1部リーグ戦でゴールを量産しているだけに、ここに来てステップアップ移籍の可能性が取りざたされている。
英メディア『ガーディアン』のベンス記者は12月19日、注目選手のひとりとして後藤をクローズアップ。「191cmの長身を誇る細身のターゲットマンであり、ボックス内で大きな脅威になる」とした上で、同選手のプレースタイル等についてこう評している。
「彼はチャンスをものにする際、非常に独創的なアイデアを見せる。また、スピードも兼ね備えており、試合中に何度も高強度のランニングを繰り返している。大柄な選手としては技術も非常に高く、相手DFの背後へ抜け出すこともできれば、低い位置まで降りてくることもでき、さらには精度の高いロングパスも兼ね備えている。時折、ランニングのタイミングを改善する必要がある。フィジカル面でもさらなる成長が必要だ」
その上でベンス記者は後藤を「非常に興味深い有望株」と称えると、「間違いなく、より高いレベルでプレーできるポテンシャルを秘めた選手」「欧州5大リーグへ移籍するだろう」とリポート。レンタル元のアンデルレヒトでは出場機会に恵まれなかったものの、STVVでの活躍ぶりがステップアップに繋がるとの見方を示した。
後藤はアンデルレヒトのトップチームで出場機会を得られず、2025年夏にSTVVへ期限付き移籍。2025/26シーズンはここまでベルギー1部リーグ戦16試合の出場で6ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカ-として存在感を発揮している。
STVV移籍の際、ベルギー紙『HBVL』のインタビューで「フランスとドイツのクラブから完全移籍によるオファーが届いていたが、アンデルレヒトは期限付き移籍での放出しか認めなかった」「ベルギーの他のクラブからもオファーがあった」などと、欧州5大リーグ挑戦の可能性が閉ざされたことを明かしていた後藤。2026年1月に動きがあるのか注目が集まる。
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