プレミアリーグ アーセナル

プレミアリーグ優勝を目指すアーセナルの悪い習慣とは?

アーセナル 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは、12月14日にホームで行われたウルバーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)戦に2-1で勝利し、首位を維持した。前節7日に開催されたアストン・ビラとの試合を1-2で落としていた状況の中で、今節は勝ち点3を得た一方、内容面では課題も残る試合となった。

 この試合について、UKメディア『football.london』は、チームが抱える複数の論点を整理して伝えている。同メディアはまず、アーセナルに所属するスウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュを巡る評価と、試合運びにおける構造的な問題点を取り上げた。

 ストライカー起用について、元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏(2012年引退)が、ギェケレシュの状態に言及した。11月2日のバーンリー戦(2-0)で負傷した同選手は、ウルブス戦で先発復帰し、81分間出場したものの試合への影響力をほとんど示せなかった。

 代わって途中出場したFWガブリエウ・ジェズスは、相手DFのオウンゴールを誘発する動きを見せ、キーオン氏は「誰が背番号9を務めるのかの競争が再び始まった」と語ったことを同メディアは伝えた。

 さらに同メディアは、アーセナルのミケル・アルテタ監督が指摘した「悪い習慣」にも焦点を当てた。

 同指揮官は、ゴール後に自陣へ下がり過ぎた時間帯を問題視し、「ゴールを決めた後、約3分間、私たちは非常に深い位置まで下がってしまった。とても受け身になっており、それは本当に悪い守備の習慣だ。その時点まで相手は枠内シュートを1本も打っていなかったが、最初にシュートを許した場面でゴールを決められた。この点については、もっと強く意識し、改善しなければならない」と述べたことを同メディアは伝えた。