
近藤友喜
3人目は、昨オフに他クラブからのオファーがありながらも札幌に“漢気残留”したMF近藤友喜。日本大学から2021シーズンに横浜FCへ加入した近藤は、主に右サイドを主戦場とし、味方との連携プレーを活かしたサイド突破と精度の高いクロスを武器に活躍。特に初速の速いドリブルには定評があり、そのスピードで相手DFを置き去りにするシーンも多い。
2024シーズンには札幌に完全移籍し、当時のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が求めるサッカーにもスムーズに順応。チームに欠かせない存在となり、同シーズンは29試合5ゴール3アシストをマークした。
今シーズンは守備面で課題を抱え、スタメンを外れる時期もあったが次第に改善。最終的には32試合5ゴール5アシストと数字を残した。ただ、近藤が本来持つポテンシャルを考えると、やや物足りなさも残る。それでも、サイドの突破力は依然としてリーグ屈指。今オフも複数クラブからのオファーが届く可能性は高いだろう。

青木亮太
4人目は、今シーズンで札幌在籍5年目を迎えたMF青木亮太。流通経済大学付属柏高校から2014シーズンに名古屋グランパスへ加入し、プロキャリアをスタート。細かいタッチのドリブルや高精度のパス、前線でタメを作る働きなどを武器に名古屋の攻撃を活性化させ、日本中にその名を轟かせた。
その後は大宮アルディージャ(現RB大宮アルディージャ)への期限付き移籍を経て、2021シーズンから札幌へ完全移籍した。札幌でも持ち前の攻撃センスを武器に、シャドーや左ウイングバックとして攻撃センスを発揮してきた青木だが、今シーズンはボランチでの出場機会も増加。
ボランチ起用時には、ボールを奪われた後のトランジションの速さやインターセプトの鋭さがより顕著となり、新たな適性を示したシーズンでもあった。攻守両面で違いを生み出せる青木は、今オフに複数クラブからオファーが届いても不思議ではない存在となっている。

スパチョーク
5人目は、現役タイ代表MFスパチョークだ。ブリーラム・ユナイテッド(タイ)の下部組織で育ったスパチョークは、2015シーズンにトップチームへ昇格。同クラブでは7シーズンでリーグ戦140試合35ゴールをマークしており、2022シーズン途中に札幌へ期限付き移籍。翌2023シーズンから完全移籍で加入した。
札幌では主にシャドーでプレーする事が多く、ボールを持つとまずドリブルで仕掛けるのが特徴。カットインからのシュートやクロス、味方とのパスワークで危険エリアに侵入する形など、相手DFにとって対応の難しいタイプのアタッカーだ。
今シーズンはリーグ戦31試合で2ゴール3アシストと数字面ではやや物足りなさも残る。しかし、出場時間は1,833分と札幌加入後4シーズンで最長を記録しており、チーム内での存在感はむしろ増している。
また、来季から指揮を執る可能性が高いとされるミハイロ・ペトロヴィッチ氏が、名古屋グランパス(J1)の監督に就任することになれば、そのスタイルを熟知するスパチョークが補強リストの筆頭となる可能性は十分にある。
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