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帰らないで!期限付き移籍先で活躍したJ2の逸材10人【2025】

Jリーグ 写真:Getty Images

水戸ホーリーホックの優勝で幕を閉じた2025明治安田J2リーグ。最終節までもつれ込んだ自動昇格圏をめぐる争いは、水戸に次いでV・ファーレン長崎が意地のドローで2位の座を死守。8シーズンぶりのJ1昇格を勝ち取った。

一方、下位勢では最終節で劇的な逆転があった。試合開始前は17位で残留圏にいたロアッソ熊本が、ヴァンフォーレ甲府を相手に引き分けで終え、18位のカターレ富山がブラウブリッツ秋田に勝利。これにより順位が入れ替わり、すでに降格の決まっていた愛媛FCに加えてレノファ山口と熊本が来季はJ3で戦うこととなった。

注目のJ1昇格プレーオフ決勝がまだ残っているとはいえ、今季J2を戦った多くのクラブはここから冬の移籍期間に入る。当然新たな戦力獲得のリリースを心待ちにしているファンやサポーターも多くいるだろうが、毎年同じくらい注目を集めるのが現有戦力の去就だ。特に今季J1クラブから期限付きでJ2の各クラブに所属していた選手たちは、所属元に復帰するのか期限を延長するのかといった動向に注目が集まる。ここでは、今季のJ2で特に目覚しい活躍を見せた期限付き移籍中の選手を10名紹介する。


石渡ネルソン 写真:Getty Images

石渡ネルソン(いわきFC)

セレッソ大阪から、今季J2で3シーズン目を迎えたいわきFCへと期限付き移籍中のMF石渡ネルソン。第6節のFC今治戦以降はスタメンに定着し、最終的に29試合と多くのゲームに絡むシーズンを過ごしている。

昨季は同じくJ2の愛媛FCに所属していたが、出場は12試合どまりだった。別チームであることから単純比較はできないが、同カテゴリーの中で存在感を高めたことは間違いないだろう。ゴール前での突破力など強みであるフィジカルを全面に出したプレーが多く見られた今季。来季はそんな自身の魅力をJ1で発揮することとなるのか。この冬の動向から目が離せない。


大森理生(FC東京所属時)写真:Getty Images

大森理生(FC今治)

今季から期限付き移籍中のFC今治が“武者修行”の4クラブ目になるDF大森理生。昨季のいわきFCでは35試合に出場し、中心選手の一人としてチームを支えた。その自信と経験を、今季クラブ史上初のJ2に挑む今治で遺憾なく発揮されている。

年間を通して出場したゲーム数は36とチーム内の最多タイ。一時はプレーオフ進出も狙える位置につけるほど躍進したチームに欠かせない存在として地位を確立した。所属元のFC東京では、年齢の近いDF岡哲平やDF土肥幹太らの台頭もあるが、果たして今冬の移籍で大森の来季所属先はどのクラブになるのか。去就から目が離せない選手の1人であることは間違いない。


岡庭愁人(ジェフユナイテッド千葉所属時)写真:Getty Images

岡庭愁人(レノファ山口)

2022シーズンに大宮アルディージャへ期限付き移籍となって以降、着実にJ2で実績を積み重ねているDF岡庭愁人。今季の所属先であるレノファ山口でも、最終的に38試合すべてにスタメン出場し、3つのアシストで下位に苦しむチームを支えた。

左右両サイドをこなせる柔軟さに加え、正確無比なクロスが大きな武器。過去から現在に至るまで、日本代表に名を連ねるサイドバックを多く輩出してきた所属元のFC東京にとっても期待の選手の1人だろう。来季はFC東京に戻るのか、それとも別クラブへ再び期限付き移籍となるのか、はたまた山口で延長となるのか。毎年J2を湧かせるサイドプレーヤーの去就にも注目だ。


甲田英將(名古屋グランパス所属時)写真:Getty Images

甲田英將(愛媛FC)

残念ながらJ3降格が決まった今季の愛媛FC。J2全体で見ても得点力不足がシーズン苦戦の一因として挙げられるのは間違いない。そんな中、違いを生み出す存在として欠かせなかったのが、名古屋グランパスから期限付き移籍中のMF甲田英將だ。

今季は右サイドをメインに31試合と多くの出場機会を掴んだ甲田。2ゴール4アシストとゴールにも数多く絡んでいたことからも、その成長ぶりをうかがい知ることができる。愛媛が降格となったことも踏まえて、今冬の去就が特に注目される若手の一人であることは間違いない。


藤枝MYFC サポーター 写真:Getty Images

シマブク・カズヨシ(藤枝MYFC)

今季のJ1リーグで降格となったクラブの1つがアルビレックス新潟だ。降格に伴い選手の流出が気がかりな昨今だが、だからこそJ2やJ3で武者修行中の選手たちの活躍ぶりは頼もしくもあるだろう。

MFシマブク・カズヨシは、そんな新潟から期限付き移籍中の選手の一人である。今季は藤枝MYFCで35試合に出場。昨季同様、攻撃面で違いを生み出し、チーム最多の4アシストを挙げたほか、第27節の愛媛FC戦では直接フリーキックからゴールを奪うなど多くの見せ場を作った。来季以降は新潟が再び這い上がるための存在となるのか、それとも別のクラブで活躍するのか動向から目が離せない。

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名前:大島俊亮
趣味:サッカー観戦、ゲーム(スポーツ、シミュレーション、アクションなど)
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サッカーを中心に、スポーツやエンタメなど複数ジャンルを扱うライターとして活動しております。Jリーグを中心に、日本のサッカーファンが楽しめる記事執筆を心がけていきますのでよろしくお願いします。

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