
1年でのJ1復帰を目指して臨んだ2025明治安田J2リーグのサガン鳥栖。小菊昭雄新監督のもとで挑んだ今シーズンだったが、開幕3連敗といきなり厳しいスタートに。その後、チーム状態が上向く時期もあったが、シーズンを通して大型連勝を作れず、最終的に16勝10分12敗・勝ち点58の8位でフィニッシュした。
J1昇格の可能性が消滅した今オフは、主力流出を含め厳しい状況に直面するだろう。ここでは、今冬に移籍の可能性が高い主力5選手を、筆者の視点で紹介していく。

井上太聖
1人目は、今シーズン順天堂大学から加入したDF井上太聖だ。堀越高校3年時には、現鳥栖MF日野翔太とともに全国高校サッカー選手権大会で同校初となるベスト8入りに貢献し、大会優秀選手賞にも輝いた。順天堂大学でも順調に成長を遂げ、大学3年時の2024年2月に鳥栖入りが内定した。
センターバック(CB)を主戦場とする井上は、対人で当たり負けしない強さと抜群のスピードを兼ね備え、ボール保持時には相手のプレッシャーをいなしてパスやドリブルコースを生み出すことができる「万能型CB」である。
今シーズンはJ2リーグで38試合すべてに出場し、1ゴール2アシストをマーク。攻守両面でチームを牽引する姿が多くの鳥栖サポーターの心を掴んだ。そのパフォーマンスから、今冬の移籍市場ではJ1クラブからのオファーが殺到する可能性が高い。

新井晴樹
2人目は、今シーズン水戸ホーリーホックから完全移籍で加入したMF新井晴樹。国士舘大学卒業後、2021シーズンから日本フットボールリーグ(JFL)のティアモ枚方でキャリアをスタート。学生時代は無名の存在だったが、転機は突然訪れた。
セレッソ大阪(C大阪)との練習試合で大きなアピールに成功し、当時のレヴィ―・クルピ監督の目に留まったことをきっかけに、同年途中からC大阪へ期限付き移籍。その後、完全移籍に切り替わったものの、在籍2シーズン半(2021-2023)でJ1リーグ11試合出場と出場機会に恵まれず、昨シーズンは完全移籍で水戸へ活躍の場を移した。
水戸ではJ2リーグ34試合1ゴール4アシストとキャリアハイの成績を記録。充実のシーズンを経て、鳥栖に移籍した。鳥栖でもJ2リーグ全38試合に出場し、3ゴール3アシストとプロキャリア最多の出場数をマークしている。
新井の武器であるスピードとドリブルは、J2でも規格外であることを証明済み。今オフ、J1クラブからのオファーが届くことは間違いないだろう。
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