
2025明治安田J2リーグのジュビロ磐田は、第37節を終えて7位(勝ち点61)につけており、J1昇格プレーオフ出場圏内ギリギリの6位ベガルタ仙台(勝ち点62)とは、わずか勝ち点1差となっている。
最終節となる11月29日(土)はプレーオフ圏内滑り込みを懸け、8位のサガン鳥栖(勝ち点58)と駅前不動産スタジアム(佐賀県)で対戦する。もしJ1昇格を逃した場合、今オフは主力選手の流出を含め、厳しい状況に直面する可能性が高い。ここでは、今冬に移籍の可能性が高い主力4選手を、筆者の視点で紹介していく。

ヤン・ファンデンベルフ
1人目は、今年6月にオランダ1部のNACブレダから完全移籍で加入したベルギー人DFヤン・ファンデンベルフ。ビルドアップ能力に加え、攻守における空中戦の強さやシュートブロックに定評があり、オランダでも屈指の左センターバック(CB)として評価されてきた。これまでベルギーのS.SKハイストやKベールスホットVAなどでプレーしており、NACブレダではキャプテンも務めていた。
今季の磐田では、ここまで14試合で2ゴールを記録。特に1試合平均ロングパス数「11.8」はJ2リーグ全体で14位と、高精度のフィード能力がデータからも裏付けられる。また、キャプテン経験を活かし、ピッチ内での統率力も際立っている。
11月23日に行われた第37節モンテディオ山形戦(2-2)では、1点ビハインドで迎えた後半51分にヘディングシュートで同点ゴールをマークし昇格への可能性をつないだ。もし磐田が昇格を逃した場合、J1クラブからのオファーが殺到する可能性は高そうだ。

リカルド・グラッサ
2人目は、磐田で4シーズン目を迎えるブラジル人DFリカルド・グラッサ。下部組織時代にはブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマやポルトガルのヴィトーリア・ギマランイスで育ち、その後はヴァスコ・ダ・ガマのトップチームで5シーズンプレー。2021年には東京オリンピックのブラジル代表に選出され、金メダル獲得に貢献した。2022シーズンから磐田へ完全移籍で加入している。
加入後はすぐにレギュラーへ定着し、移籍初年度はJ1で22試合2アシスト。翌2023シーズンはJ2で35試合2ゴール2アシスト、2024シーズンはJ1で33試合1ゴール2アシストを記録。今シーズンも2度負傷離脱があったものの、ここまでJ2で26試合1ゴール3アシストと安定した数字を残している。
当たり負けしないフィジカルや空中戦の強さで相手攻撃陣を封じられるほか、攻撃でも長短のパスを織り交ぜたビルドアップ能力も高く、現代型CBとして多くのクラブが獲得を狙う可能性があるだろう。磐田がJ1昇格を果たすかJ2残留となるかで、彼の去就は大きく左右されると見られる。
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