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北朝鮮戦で活躍!アメリカ国籍有する村松秀司は「日本代表にとって…」A代表選択で問題も?

村松秀司 写真:Getty Images

 U17日本代表は11月18日、FIFA U17ワールドカップ決勝トーナメント2回戦で北朝鮮代表をPK戦の末に撃破。アメリカ国籍も有するGK村松秀司の活躍が目立ったが、その村松の将来性が一部で高く評価されている模様。将来的なA代表の選択や移籍の可能性にも注目が集まる。

 英メディア『ガーディアン』のベンス記者は11月19日、村松を「世界のフットボール界で最も明るい将来を期待されている若手GKのひとり」と評した上で、同選手のプレースタイルや去就、将来性等についてこう伝えている。

 「U17W杯では、4試合で3.6ゴール分の失点を防いでいる。優れたショットストッパーで、反射神経が抜群。リアクションの速さは素晴らしく、地面に素早く倒れ込むこともできる。普通なら止められないようなシュートも防いでしまう。1対1の場面でも非常に素早く、体を張ることを恐れず、相手の角度を消すために大きく見せるのがうまい」

 「PKストップ能力も証明してみせた。日本代表にとってまさにスターの存在だ。ビルドアップ面でも、彼はボール扱いに自信がある。日本代表は彼の配球能力が本格的に試されるようなスタイルではないが、この大会で見た限りでは常に落ち着いていた。間違いなく将来が楽しみな選手。近いうちに、ロサンゼルスFCのトップチーム公式戦でプレーするだろう」

 現在17歳の村松は、ロサンゼルス出身であり、現在は地元ロサンゼルスFCの下部組織でプレー。2025シーズンは下部組織のリーグ戦で2試合に出場しているが、トップチームでのベンチ入りはまだない。このまま年代別の日本代表で良いパフォーマンスを発揮し続ければ、GK長田澪(ブレーメン)と同じくA代表の選択を巡る問題に直面する可能性も考えられるところだ。