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全国高校サッカー選手権辞退も?いじめ重大事態・仙台育英がベガルタ仙台戦を棄権

仙台育英高校 写真:Getty Images

 仙台育英高校の男子サッカー部は「いじめ重大事態」が発覚したことで話題を呼ぶなか、高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ東北のベガルタ仙台戦を棄権。全国高校サッカー選手権宮城県大会決勝で聖和学園を破り、2年ぶりの38回目の優勝・本大会出場を決めているが、同大会の出場辞退が現実味を帯びている。

 一般社団法人東北サッカー協会は11月7日、8日にベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場で予定していたプリンスリーグ東北第10節のベガルタ仙台対仙台育英について、仙台育英が棄権したことにより開催しないと発表。仙台育英の不戦敗となる可能性が考えられるところだが、同協会は「本試合の扱いについては、プリンスリーグ実行委員会と確認の上、リーグページの結果に掲載いたします」としている。

 仙台育英のサッカー部は3日に活動休止に。「仙台育英サッカー部で「いじめ重大事態」全国大会出場は未定 生徒が暴言受け抑うつ症状に」などと報じられると、5日には同校が公式ホームページを通じて、以下のように声明を発表している。

 「被害を訴える生徒およびそのご家族に対して、被害を防止できず、相談できる環境を十分に本学園が提供できなかったことを改めて心より深くお詫び申し上げます。また、在校生・保護者の皆様に対しては、報道を通じ本事案について改めてご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」

 また加藤雄彦校長は「現時点では、加害行為を行ったとされる特定の複数生徒を完全に確認するには至っておりません」とした上で、「11月2日の決勝戦への出場辞退を即時に判断するには時間的制約があることを、部員およびご家族に誠実にお伝えいたしました。しかしながら、被害者の方の心情に寄り添い、真相究明と再発防止に向けて、全力で取り組む決意です」とコメントしている。

 学校側は現時点で全国高校サッカー選手権大会辞退の可能性に言及していない。しかし、ベガルタ仙台戦の棄権を踏まえると、今後の調査次第では辞退を決断するものとみられる。