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カナダ1部クラブが日本人選手獲得に興味か「J3レベルで…」

Jリーグ 写真:Getty Images

 カナダ1部(カナディアン・プレミアリーグ)所属クラブが、日本人選手の獲得に動いている模様。国際サッカー連盟(FIFA)公認の日本人代理人が募集を行っているが、将来的なMLS(メジャーリーグサッカー)移籍、欧州移籍の可能性もあるという。

 代理人の岡田和貴氏は、7日にXを更新。「カナディアン・プレミアリーグ選手募集(カナダ1部)」とした上で、「クラブオーナーから直接依頼を受けています! 信頼性・実現性の高い案件です」と案内している。

 同氏によると、カナダ1部所属クラブが募集している選手のポジションはウイング、左サイドバック、左センターバック(左利き歓迎)。求める選手像は「現在J3レベルで試合に絡んでいる選手」「23歳以下だとなお良し」「対人・運動量・切り替えの速いタイプ」「海外適応力(英語力あれば尚可)」だという。

 カナダ1部リーグの特徴について、「高年俸ではありませんが、MLS・欧州への登竜門として注目」「スカウト来場多数」と説明した岡田氏。北米から欧州へのキャリアアップを目指す選手を対象とした募集内容だというが、選考フローは書類・動画選考、オンライン面談、クラブ推薦という流れであり、必要に応じてトライアルトレーニングを行うという。

 カナダへの挑戦は、単なる海外移籍にとどまらず、世界基準での競争に身を置く第一歩とも言える。日本国内ではJ1・J2への昇格が目標となりがちだが、視野を北米や欧州へと広げることで、キャリアの可能性は格段に広がる。

 今回の募集は、実力と意欲を兼ね備えた若手にとって、確実性のある新たな挑戦の場となるだろう。経済的条件だけでなく、成長環境や将来性を重視した選択が問われる今、未知の舞台に飛び込む勇気が、次世代の日本サッカーの地平を切り拓くカギとなるに違いない。