
今2025/26シーズン最初のエル・クラシコを前に、スペイン国内では両クラブを巡る緊張が高まっている。ラ・リーガのレアル・マドリードはリーグで開幕8試合中7勝を挙げ首位に立ち、バルセロナは2ポイント差で追っている。昨2024/25シーズン、バルセロナは対マドリードの公式戦4戦全勝と優位に立ったが、今シーズンはマドリードが勢いを取り戻しつつある。
UKメディア『Football365』によると、マドリードの選手たちはバルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルの発言に強い不快感を示しているようだ。ヤマルが「彼ら(マドリード)は盗んで文句を言う」と語ったことで、マドリードのクラブ内では「大きな不穏な空気」が生じ、「立場をわきまえさせるべきだ」との意見が出ているという。
マドリード寄りのスペインメディア『Marca』は「ヤマルの発言は極めて重大で、バルセロナは公にせよ非公開にせよ警告を与えるべきだ」と報じた。また同国メディア『El Chiringuito』もヤマルの「衝撃的な言葉」を非難し、「ヤマルは自分をサッカー界の王だと思っているが、クリスティアーノ・ロナウドのレベルにも達していない」と皮肉を交えた批評を行った。さらに同国メディア『Defensa Central』も「ヤマルは口が過ぎる。もう一度立場をわからせるべきだ」と伝えている。
一方で、バルセロナのDFロナウド・アラウホは、マドリードやFWビニシウス・ジュニオールについて前向きに語っている。アラウホは「ビニシウスは本当に素晴らしい選手で、彼との対戦は常に試練だ。彼は対戦相手の力を最大限に引き出す」と述べ、ライバルに対しても敬意を示した。
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