Jリーグ 浦和レッズ

「浦和レッズの聖地」で野外フェス開催は、埼スタ多目的化の序章か

埼玉スタジアム 写真:Getty Images

複合アリーナ化の可能性と全国動向

全国的には、スタジアムをサッカー専用からエンタメ併用型へ転換する複合化事例が増えている。約65か所で計画中で、うち20か所以上で100億円超の投資が行われているとの報道もある。こうした動きは、スタジアムの稼働率向上や地域経済活性化の狙いがある。

埼玉スタジアムでも、ビバラ2026を契機に将来的な多目的利用への布石と見られる向きがある。ただし公式に複合アリーナ化計画が発表されたわけではなく、ピッチ上にステージを組んで観客を入れるような大規模運用は現時点では想定されていない。現状は周辺特設会場での実施が主体である。


今後の課題と注目点

ビバラ2026の成否は、音楽ファンとサッカーファン双方の理解を得られるかにかかる。スタジアムの“聖地性”と、施設維持や稼働率向上のバランスをどう取るかが問われる重要な節目となる。

万が一、ピッチを含むスタジアム本体の使用が検討される場合、サッカーファンとの摩擦は避けられず、今後の多目的化議論に影響する可能性がある。まずは、ビバラ2026が周辺特設会場で無事開催されるかが、複合化への第一歩としての試金石となるだろう。

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名前:寺島武志

趣味:サッカー観戦(Jリーグ、欧州5大リーグ、欧州CL・EL)、映画鑑賞、ドラマ考察、野球観戦(巨人ファン、高校野球、東京六大学野球)、サッカー観戦を伴う旅行、スポーツバー巡り、競馬
好きなチーム:Jリーグでは清水エスパルス、福島ユナイテッドFC、欧州では「銀河系軍団(ロス・ガラクティコス)」と呼ばれた2000-06頃のレアルマドリード、当時37歳のカルロ・アンチェロッティを新監督に迎え、エンリコ・キエーザ、エルナン・クレスポ、リリアン・テュラム、ジャンフランコ・ゾラ、ファビオ・カンナヴァーロ、ジャンルイジ・ブッフォンらを擁した1996-97のパルマ

新卒で、UFO・宇宙人・ネッシー・カッパが1面を飾る某スポーツ新聞社に入社し、約24年在籍。その間、池袋コミュニティ・カレッジ主催の「後藤健生のサッカーライター養成講座」を受講。独立後は、映画・ドラマのレビューサイトなど、数社で執筆。
1993年のクラブ創設時からの清水エスパルスサポーター。1995年2月、サンプドリアvsユベントスを生観戦し、欧州サッカーにもハマる。以降、毎年渡欧し、訪れたスタジアムは50以上。ワールドカップは1998年フランス大会、2002年日韓大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会を現地観戦。2018年、2022年は日本代表のラウンド16敗退を見届け、未だ日本代表がワールドカップで勝った試合をこの目で見たこと無し。
“サッカーは究極のエンタメ”を信条に、清濁併せ吞む気概も持ちつつ、読者の皆様の関心に応える記事をお届けしていきたいと考えております。

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